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『異世界アイテム無双生活』裏設定3 十二柱の女神達

セブンイレブンのブリト―、ハム&チーズのチーズ2倍なんてものがあったんですね。

お値段も2倍弱になってましたが。

偶然見つけて購入しました。

美味しいんですが、チーズの2倍のまろやかさに、ただでさえ影の薄いハムの存在感が消えてしまってます。

当然です。

ハムの量はそのままなのですから。


さてここでは拙作『異世界アイテム無双生活』のネタバレというか披露することのなかった裏設定を記していきます。

ひょっとしたら本編中でも語ることになるやもしれませんが、それまでにどれだけかかるかわかりませんし、私自身が忘れてしまいそうになっているため、備忘も兼ねて、この近況ノートをたまたまご覧になられた方が拙作に興味を持っていただければ、と思っての執筆です。


その3 十二ヶ月の女神たちについて

作品内の世界において存在する十二の種族をそれぞれ生んだ十二柱の女神たちです。

彼女達の母なる創造神は「創造魔法」の究極奥義「生命創造」によって完璧な一柱の女神を生む予定でした。

しかし彼女自身、自分と同格の相手がいない寂しさがつねに付きまとっていたため、姉妹がいれば娘たちは寂しがることもないだろう、と完璧な一柱を十二柱に分けたのが十二ヶ月の女神たちなのです。

本来であれば一柱の女神がさまざまな種族を生むのですが、分割されたために母なる創造神が協力して、それぞれ一つの種族を生むことしかできませんでした。

「創造魔法」を(女神レベルで)ある程度行使できるのは、長女の四月の女神エイプリルしかいなかったからです。

それぞれ足りないところを補いあい、仲良くやってくれれば、という願いを残して母なる創造神は娘たちの前から去っていきます。

その力の大半を「主神の座」に遺して。

これが作中の「百年戦争」・「ゲーム」で娘たちが奪い合ったものです。

しかし、そんな未熟な女神たちは地獄の悪魔たちの恰好の的。

完璧な一柱ではありえないことですが、彼女たちの何柱かは高位の悪魔に憑りつかれるという大失態を犯してしまいます。

十月の女神の非道な行為はこれが原因ですし、彼女の神託によって人間族も他種族に酷い扱いをしました。

本当はこういう状況を舞台に、現代の難民問題や移民問題をモチーフにした展開を描こうとしたのですが、重くなりすぎそうなので、やめました。

妖精族だけで形成されたスラム街で起こる社会的な事件とか。

ちなみに十月の女神は、地獄が嫌になって悪魔をやめたいが他の悪魔に追われている、という「魅惑」を司る高位悪魔を彼女の神域に匿い、そのために悪魔憑きとなりました。

通常ならば女神は人間のように憑かれたりはしないのですが、心と身体を許した時にだけは女神も無防備になるため、ダメ男好きでイケメン好きな彼女は「魅惑」を司る悪魔にはなすすべもなかったのです。

そして、じわじわと女神たちの世界を淀ませ、悪魔が降臨できる下地をつくっていったのです。

ただ幸いだったのは、悪魔は合理性よりも時間をかけて楽しむことを優先したため、世界が完全におかしくなる前に悪魔に対してだけは女神以上にやっかいな主人公が転移してこれたのです。

以上のことは本編では全く記述していません。

第二部現在、主人公に悪魔を祓われた十月の女神は懲罰として彼の剣に大幅に力を制限して封印されています。

しかし主人公に恩義以上の感情を感じている彼女が第二部開始時、海を漂う彼を必死に守護しなければ、彼が生きていることもなかったのです。






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