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『異世界アイテム無双生活』裏設定7 シーラの母

まずは昨夜見た夢の備忘

地方鉄道と思しき電車内。

小さな男の子と一緒。

男の子の持つパンフレットのような冊子に「なかかど」もしくは「かどなか」の文字があり、これは地名を表していたよう。

文字が書かれた見開きのページには農家のおばあちゃんが作業着でタオルのほっかむり姿。

農産物(紫に近い赤の果実 ? )を差し出している。

急に電車が大きく曲がり、しばらくして止まる。

下りるとそこは草原で、木もある。

しめ縄のようなものが切れて落ちている。

四角い地面以外は何もない空間、地面の端から先は断崖絶壁で底は見えない。

その空中をレールが渡り、そこを昔のデパートの屋上にあったような遊具の電車に乗って、駅員がくる。

それに乗れるのは一人だけ。

いつの間にか数人のオッサンが並んでいる。

私は男の子を乗せようとする。

それに対して「こいつは平成から待っているんだ ! 」と並んでいるオッサンの一人。

私は「この子は〇〇なんだぞ」と言う。

すると男の子は白髪となる。

後ろを向いていて、顔は見えない。

そこで目が覚めた。


さてここでは拙作『異世界アイテム無双生活』の裏設定を備忘のために記していきます。

その7

シーラの母。


海人族のシーラの母は鮫タイプの人魚。

嵐の夜に海を漂っていた人間の男、ジョンを救助し、そのまま彼女の縄張りの島に軟禁して、シーラを身ごもる。

ジョンは陸地に帰るために何度か島を脱出しようとしたため、シーラの母はジョンを厳しく調教し、彼女の意にそぐわない行動を一切とらないようにさせた。

シーラが主人公に高圧的に出たのはこの母の教えによる。

シーラの父、ジョンは些細なことで血を流し、その血の臭いに興奮して巨大な鮫に変化したシーラの母によって捕食されるが、彼女は人間の男がいたく気に入ったようで、それ以降は船に乗った漁師の男を攫うようになる。

主人公が島で見つけた人骨はその男達のもの。

やがてウッドリッジ群島の冒険者がシーラの母の討伐依頼を受け、それによって彼女はシーラの元に帰ってこなかった。

その時の冒険者側の被害は三十人を超えたという。

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