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「無意識の深海」に関して

どうもです。近況ノートではお久しぶりとなります。
表題の通り、現在執筆中の「無意識の深海」について書きます。大変構造上わかりにくいと思うので、少々説明を。
まず、「無意識の深海」は完全なオートマティズムによる原文を基本としています。全体の目的は「無意識を可能な限りありのままに文章化すること」です。
第一段階となる原文の時点では、改行と誤字の訂正のみ行っています。
第二段階にて、意識的な編集が入ります。この時点では、語順の整理など、あくまで軽度な編集です。
そして最終段階にて、第二段階を元に、散文詩への展開を行いました。
実作から例を挙げれば
・オートマティズムver1←第一段階
・オートマティズムver1.1←第二段階
・オートマティズムver1.2←最終段階
という感じです。はい、わかりにくいですね。ごめんなさい。
基本的には段階が進むほど「読みやすいものになる」と捉えていただいて結構です。第一段階に関しましては、もはや象徴の洪水になっております。

と、ざっと解説を終えたところで…。
あのですねぇ。オートマティズム、これ危険です。非常に危険です。私の取り組みのように頻度を過密に、そして詳細な分析まで行うと、現実の日常生活にわかりやすく支障が出ます。
現在公開しているのは「ver5」の最終段階までです。この後どうするかの構想はありますが、精神状態を鑑みて、一旦手を止めようと思います。
冗談ではなく、自我の崩壊の危機を感じますし、執筆中ならびに執筆後の離人感、記憶の混濁も激しいです。読む際も何らかの影響がある可能性も考えられますので、ご注意ください。
そもそもこれを書いている理由も、「現実的な説明、解説と他者に向けた注意喚起」を行って自分を現実に繋ぎ止めるため、というものですらあります。
かなりの速度で更新して来ましたが、先述の事情によりこれから先はゆったりとしたペースになりますので、ご了承ください。
よろしければ、これからも共に地獄の果て、無意識の最中、言葉のその先を見に行きましょう。
それでは、失礼いたします。

1件のコメント

  • 鹽夜さん、ご執筆おつかれさまですm(_ _)m

    わたしごときには高尚すぎる作品だと思いましたが、円熟の筆致はさすがでございます。

    ある種記号化された小説のようにも取れ、こんなやり方があったのかと膝を打った次第です。

    難解な哲学書を読んでいるときのようなカタルシスと言っては語弊があるかもしれませんが、噛み応えのある食べ物をいただいているときのような良い意味での咀嚼感がたまりません。

    旨味成分がジワジワとしみ込んでくるというか。

    たいへん良い勉強をさせてもらいました。

    続く作品も楽しみにしております(^^)
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