九月十日。午後零時。
電撃小説大賞の最終候補が発表されました。
最後に残ったのは4607作中9作――想像を絶する倍率です。
《死者殺しのメメント=モリア》 夢見里 龍
拙作はそこに残っていました。
嬉しさのあまり、震えました。幾度も確かめて、かみ締めました。
幼い頃から物語を書き続けてきて、電撃小説大賞にはじめて原稿を送ったのが今から11年も前のことです。それからほとんどかかさずに投稿を続けてきて、ついに、夢にまでみた最終候補に残ったのです。
これほど嬉しいことはございません。
奇跡です。
これも支えてくれた家族と応援してくださった皆様がたのおかげさまでございます。まことにありがとうございます。
これから9作品のなかから受賞作が選ばれます。
ここまできたのならば、受賞、したいです。
結果がわかるのは一か月後。
こころを静かに、待ち続けます。