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新連載開始のお知らせ

8月31日金曜日22時
新連載《ファロティエは夜を踏む》を投稿致します。


《闇》は、常に世界の片側を支配している。影にひそみ、夜を従え、人の欲望に根を張り、《闇》は絶えず光の背中あわせにある。

或る者が言った、闇とは《餓え》であると。
文明の発展にともない、食に飢える者は減ったが、愛に餓えるものは増え続けている。
満たされたい。認められたい。褒められたい。
    愛されたい。
満たされない欲望は《餓え》となる。
極度の《餓え》は人間を突然変異させ、犯罪へと駆り立てる。

それらを取り締まるのが、衛兵署街燈管理隊――通称《ファロティエ隊》である。


罪と罰、闇と飢餓、そうして異常性偏愛‐フェティシズム‐を巡るダークファンタジーです。相変わらず、暗くて、残酷な描写は多数ありますが、性描写はほとんどありません。
ぼちぼちと秋のあいだ、連載を続けて参りますので、よろしくお願い致します。

2件のコメント

  • 『ラザロの人類』読みました。

    凄いんですけれど。最終選考に残ったとのことですが頷けます。
    静かで短い物語ですが、一気に世界に引きずり込まれて、ここで書くのは三度目になりますが、本当に短編アニメ映画にしてみたいと心から思いました。

    特にあのグレイの目と空を見上げるあのシーン。凄く凄く印象深い。

    何でしょう。ここまでドストライクな作品ばかり書かれている夢見里龍さんって、何なんでしょう。

    『生魑』を見に来たきっかけが新着レビューだったはずなんですけれど、それを書いて下さった方にも心から感謝したいぐらいですね。

    そんな中での新作(∩´∀`)∩←小躍り。
    作品紹介で既に惹かれまくっております。

    これだけ素敵な世界観を作れたり魅力的なキャラクターが多いのに!
    編集者さん達、損してます。
    ラノベは男向けだとは言ってますけれど、世の中売れるのは女の人をGETした作品ですからね!
    萌とか微エロとか追っかけてないで、こういう地に足付いた奴確保して下さい!

    ですよ。

    新作、楽しみにしております(*´ω`*)

    私も書いたり消したり繰り返してないで進めたい……(ノД`)・゜・。
  • 橘 月さん いつも暖かい御声援を賜り、すごく励みになっています。
    《ラザロの人類》に素敵なレビューまでいただき、感謝致します。短編アニメ映画に…なんてほんとうにもったいない御言葉です。すごく嬉しい…! 私も観てみたいです。なんて。
    終わりに進んでいく人類を前にして、救うわけでも滅ぼすわけでもなく、静かに葬送するような小説が書きたくて筆を走らせたので、その静けさを感じ取ってくださったことがすごく嬉しいです…! せかいの終わりは美しいものであってほしいと願っているので、最期だけはできるかぎり綺麗に描写致しました。
    最終候補といってもそんなにおおきな賞ではなかったのですが、実は電子書籍化のお話もいただいていました。3作品応募して2作品が最終候補に残っていて、そのどちらにも。ただ、当時はいろいろ考えてしまって、結局辞退というかたちに。いま振り返ると、電子書籍にしていただけばよかったと思わないこともないです(;´∀`)

    橘 月さんが、私の小説を愛でてくださること、ほんとうになんといっていいのかわからないくらいに嬉しく、……有難いです、すごくすごく。私は私が美しいと想うものや悲しいと想うものを書き綴って参りましたが、それが誰かの琴線に触れるなんて考えてもいなかったので。
    こうして巡り逢えた御縁に感謝するばかりです。

    なんか、ほんとうに有難いことだらけで、うまく言葉にならなくてすみません💦 

    商業需要とはいっても、ちょっと萌えとか異世界転生ものに偏りすぎていますよね。もっと他の分野にも光を当てていただきたいとは切に思います。
    新作は癖が強めですが、書きたいことを詰めこんだ小説でもあるので、なにとぞよろしくお願い致します。橘 月さんの琴線に触れれば幸いです(*^^*)
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