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「故地奇譚」24-9.不穏

エナシャは郁祖父の甥オルゲィ・リィアーレの次男です。
生真面目な兄アムルゼと違って、飄々としてます。が、というか、だからこそというか、末っ子のチシュアも含めて兄妹仲はとてもいいです。

江間、色々やらかしてます。
頭がよく、観察眼にも優れ、要領もいい人ですが、それでも相手のみならず自身すらままならないことが起きる。
で、結果自分の中にあるものがえぐいぐらい炙り出される――恋愛ってのは楽しいものですが、同時に恐ろしいものでもあります。まあ、だから面白いんだけど。

ゼィギャク――足音なんかの歩き方、間合いの感じ、香りなんかで誰かわかるってのは大なり小なりあるかと。それの強化バージョン。
極めていくとマジで精度が上がるんだって。うん、でも「棺桶に片足突っ込んでるから、人ならざる感覚が…」とか言うと、しばき上げられるのでやめときましょう。

郁をシャツェランの妃に、という話。
彼は公人としてミヤベ推し。シャツェランの様子に夫人同様気づき、その上での話です。
但し、私人としては、というあたりで今回の江間との会話に到りました。
曲者です。

次回は郁サイドの話。リカルィデ&彼女の新しい友人と土蟲、+シャツェランagain、です…。





さて、以下よしなしごと=要警戒――それってどうなの、という突っ込みは今更です。


引っ越しました。
直後にもらったお土産――ドリアンチョコ。

そう、ドリアン、果物の女王。高級品。
なのに、ホテルや飛行機に持ち込み禁止な(私的)劇物。

生ものはいいの、生ものは。臭いはするけど、味は悪くないし、主成分以外にも色んな臭いが交ざっててそこまできつくないし、屋台で買ってお店の人や地元の人と言葉が通じないまま話して?食べるのも、気を紛らわしてくれるし。

が、加工品は無理――知ってた? 臭気成分って基本低分子って。
だからこそ揮発しやすく臭いになる、つまり加工するとかなりの臭いが飛んでしまう。
で、熱心で誠実な企業さんは考えるわけです――「臭いが減るなら、足せばいいじゃない…!」
というわけで、加工品には合成だったり抽出だったりで生まれた、より純粋な臭い成分が添加されてることが多い。

そんなこんなで「ここどこ!?」なすさまじい異臭に満ちた我が玄関。
そこに、タイミングよく?ガスの開通のためにやってきたガス会社の方、

「ガス漏れです!!」 

うん、平謝りに謝った。

今度こそ変な奴が住んでる家だとばれたくなかったのに……!と嘆きつつさよならです。
今日がお互いにとっていい日でありますように。ついでに玄関のドリアン臭が今日こそ消えますように。

あ、ちなみに、調べたら、ドリアンの臭いの主成分はやっぱり都市ガスの臭い付けに使われるものらしいよー←そういうところがダメなんじゃ?とこれも今更気づいたりする

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