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「故地奇譚」24-11.因子

土蟲おさらい←誰も望んでないという説も大いにあるけど、今日も懲りない。

郁たちは、小型の土蟲が大型のものを食らうことで、大型化=イェリカ・ローダ化すると考えています。その過程に惑いの森は関与は必ずしも必要ないという結論に至っています。
一方、カガィエは惑いの森の何かが土蟲とイェリカ・ローダの両方を凶悪化させていると考えています。

自然事象の観察だけで因果関係を正確に特定するのは、実はかなり難しいってことで、その辺がカガィエの限界。
その難しさを知っているというか教育されているというかな日本人の郁たちは、それゆえそれぞれの土蟲にそれぞれを餌として与えるという実験を行った、と。
現代日本人は小学校から「実験」に触れているので当たり前な感じがしますが、実験という考え方も方法論も歴史の中で練られて洗練されてきたものです。

次回は引き続き郁&シャツェラン、話題変わって江間についてです。

が、月末ぐらいまでまた消えがちに。
うん、あれやこれやが積み重なってるの。ついでに引っ越し段ボールも積み重なったままなの。えらいこっちゃです。
というわけでのんびりお付き合いいただければ幸いです。

さて、と――金木犀がようやく香り始めました。
いい匂いだなーと思っていたら、実は銀木犀!な木を見つけてちょっと得した気分です。
あなたの明日もちょっと素敵なものが見つかる日でありますように&穏やかな夜を。

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