ひたすら暑いですね……(三ヶ月目)
◆今年の実績
1月から7月で80万文字ちょっと。
今月は1日1回更新に落ち着くと思います。
◆超余談……
私は未応募ですが、『HJ小説大賞2021後期』の総評が公開されていて、
『技術的な停滞を覚える応募作が多かった』
『技術的な側面に関しては工夫が必要になる』
というHJ編集長のコメントが気になりました。
※書籍売って飯食っている御仁なので、おっしゃる意図は分かりますが……
※技術って曖昧……
(↓四方山話↓)
先月に引き続き創作エッセイです。
プロの先生の受け売りです……汗。
◆漫画家の卵が9割くらい死滅する理由
これ、今年で一番刺激を受けた話です。
(漫画家の卵⇨小説家の卵と読み替えてもいいです)
(アーティスト全般、と読み替えても可)
◆プロの漫画家の先生いわく……
漫画家の卵は9割以上死滅するそうです。
◆前提……
某先生が指しているプロの漫画家は、
『連載を勝ち取って単行本を一冊以上出した人』
を指しています。
どういうことかというと……。
漫画家の卵は、
『漫画の新人賞を受賞した人』
『担当編集が付いている人』
を指しています。
※この時点で相当レベルが高いです
※でも9割くらい死滅するそうです
※死滅するって、言葉の響きが悪いですけれども、本人の意思で筆を折るという意味です。
(↓ここから本題↓)
◆漫画家の卵に訪れる試練
勉強すれば勉強するほど下手クソになる時期が来るそうです。
暗黒時代みたいなやつですね。
◆大半は挫折する……
結論から言うと、この試練に耐えられず心が折れるそうです。
※試練の長さは人による
※1年とか2年とか3年とか
◆暗黒時代に入ると……
心で描けなくなるそうです。
『心で描く』の対極が『頭で描く』です。
◆心で描くか? 頭で描くか?
心で描く⇨自分が描きたい作品を描く、自分が魅力的だと思う作品を描く
頭で描く⇨編集者ウケしそうな作品を描く、読者ウケしそうな作品を描く
と解釈してください。
車の両輪みたいな関係です。
◆誰だって最初は心で描く
自分の中に100%価値観があったりしますよね。
この時期って、自分だけの持ち味が出しやすいと思います。
◆心で描いた作品がプロの編集者の目に留まる
『君、見込みがあるね〜』と声がかかりプロを目指すわけですが……。
◆頭で描くようになる
どうやったら読者ウケするか?
どうやったら編集者のOKを引き出せるか?
その二点を考えながら描く状態。
これが頭で描くです。
勉強中とも言えます。
◆頭で描いた作品はツマラナイ?
ツマラナイかどうか、一概には断定できませんが……。
『きれいに描けているけれども、面白くない作品』
『無難にまとまっているが、パンチに欠ける作品』
この手の作品が生まれやすいと思います。
※尖った部分が出しにくい
※味の薄いカルピスみたいな
◆創作の苦痛……
頭で描く場合、
『今の自分じゃダメ』
『やり方を変えるべき』
という否定から入るのですよね。
苦しみの原因は、この自己否定にあると思います。
※上手く生きるコツじゃないですが、『今の自分じゃダメ』を『自分なら一段進歩できる』に置き換えると、否定が肯定に陽転して、課題をクリアしやすいと思います
◆勉強するな! という話じゃない
某プロの先生も、誰しも一度は通る道、みたいなニュアンスで話していました。
◆心で描くを取り戻す
長くて暗いトンネルを進んでいると……。
ある日、パッと光が差すみたいに『心で描く』を取り戻します。
すると『頭で描く』と『心で描く』のバランスが取れて、良い作品が描けるようになるイメージです。
◆大体の人は……
この試練をクリアできないそうです。
というか、まともな人ほど心が折れるそうです。
(勉強したのに劣化したら嫌ですよね……)
ここまでが『漫画家の卵が9割くらい死滅する理由』となります。
(↓終わりに↓)
◆どうやったら心で描けるのか?
私が知りたいですが!汗
初心にかえる、とかでしょうね。
◆冒頭に書いたHJ編集長のコメント
要するに『長くて暗いトンネルに潜ってこい!』という趣旨でしょうね。
以上、与太話でした。