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この小説に出てくる登場人物名は、主人公の「三島ヒロト」のように姓が漢字で名がカタカナという表記法をしている。これはこの方が可読性が上がるかな、という文章上の都合であり、別にこの世界における名前表記がそうなっているわけではない。

では作中世界の人名はどうなってるのかというと、九州のようにきちんとした戸籍制度があるところでは、みんな自分の名前を漢字で書いている。書籍版1巻で登場する久保トシルの社員証には「久保 利」とある。

一方、スイカネットにはカタカナ名しか登録されないため、エキナカ住民の場合は「本名」がカタカナである。でもいちおう漢字表記といったものが存在する。日系人が戸籍名とは別に「日本名」を持つのと同じようなノリだと思ってほしい。たとえば二条ケイハの名前は「圭葉」であり、その父親のケイジン氏は「圭仁」である。ただ彼らのようなインテリ層と違って、一般人は自分の名前の表記を知らなかったりする。

九十九段下の住人は普段あまり文字を書かないので、自分の名前の表記をちゃんと知ってるのか少々危うい。ただ彼らは新しい名前を考えず、子供には親とか祖父母の名前をつけるという事を繰り返しているので、由来となった祖先を遡ればいちおう漢字表記を見つけることもできる。三島ヒロトは「尋人」である。

なおJR北の工作員勢には当然ながら漢字はない。彼らの名前の由来については「横浜駅SF 全国版」の岩手編に詳しいが、北の社員は当初は違うテイストの名前をつける予定だったのかもしれない。