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逢坂小話⑧

皆様、こんばんは。夜桜恭夜です。

この間、八月に入ったばじかりかと思っていたら、もう九月ですよ。
時の流れは早いですね。
おかげさまで、逢坂怪夷奇譚も八章を終える事が出来ました。
これもひとえに、読んでくださる皆様のお陰でございます。ありがたや~

さてさて、今回の小話のテーマは「執行人と案内人について」
改めて、というテーマでしょうか。
物語もいよいよ折り返し地点なので、由来とかちょっとした秘話とか書いていきます。

執行人とは、簡単に言えば怪夷の討伐を政府から許可された自警団のようなものです。これは、前回の軍警のところでもお話しましたが、怪夷討伐のプロフェッショナルの名称です。
この名称の由来、実は本人もよく覚えていないんですよね…
なんとなく、逢坂の設定を練りだした頃に、自然とこれになっていた感じです。
まあ、昔から、執行官って役職の出てくる作品に嵌っていたので、おそらくその辺りの名残かなと…
でも、死刑執行人とでも使う名称だったので、パパっと決めてんでしょうね。過去の私(笑)

執行人は割と分かりやすい役割なのに対して、案内人は作中でも少し特殊な立ち位置にいますね。
これは、逢坂の街を観光やその他の目的で外部からきた人が、見元保証人という意味で契約をする人達です。
勿論、観光ガイドという意味合いもあるのですが、ようは、外から来た人間を把握するために政府が置いたお目付け役という部分が本来の姿です。

昼は案内人、夜は執行人と役職が切り替わるのは当初の設定から変わっていません。
逢坂怪夷奇譚において、特出すべき設定だと思っております。

どちらも逢坂に市民権を得ていたらなれる役職ですが、第六章でもあったように、どちらも試験がありますし、案内人は18歳未満はなれません。身元保証人なので、そこは年齢制限を設けています。
逆に、執行人は怪夷を討伐するのが目的なので、ある程度自立した年齢なら試験を受けられます。
雨が14歳で執行人をやれているのが一つの例でしょうか。
ただし、案内人の資格を持っていないと、莉桜のようにフリーでは執行人もできません。
情報屋に所属して初めて、執行人として怪夷討伐に参加できます。
ただ、基本怪夷の討伐は二人一組で行うのが原則なので、莉桜のようなパターンは中々シビアです。
なので、雪那の事務所を抜けても、莉桜は執行人の仕事の際は必ず雪那達と合流します。
莉桜がフリーでやっているのは、あくまで案内人の方だけなのですが、一応所属は抜けています。
この抜けた理由、いつか作中でしっかり書きたいのですが、原因は多分もう皆様お分かりになるかと…はい、全部あの人のせいですね。本人自覚ないけど!

おっと、話が脱線してしまいました(笑)

執行人も案内人も、どちらも逢坂の特殊な事情にマッチした職業だという事が改めて伝われば幸いです。

また、活動予定でお知らせしますが、九月から入る九章で、逢坂怪夷奇譚は折り返しに突入します。
上手くいけば、おそらく十四章で終わるかな。
第三十六話、驚かれた方もいると思いますが、今までの伏線やら謎やらを一気に回収して参りますので、どうぞお付き合い頂けましたら幸いです。

ここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございました!

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