初日の出の金色の光が新年を祝います。寒さの中に感じる暖かさと希望の風。降り積もる雪が心の静けさを映し、新たな決意を固める時です。古い年が去り、新しい夢と冒険が待っています。お正月は心をリセットし、未来への期待に胸を膨らませるひとときです。
京都の祇園さんやえべっさんが新年を迎え、舞妓さんたちが華やかな着物で初詣に訪れる姿は平安絵巻の一場面のようです。彼女たちの所作と笑顔が、新年の幸せを祈る心を映し出します。
京都人にとって、お正月とは「新しい年の歳神様を迎えること」です。歳神様は、初日の出とともに来られます。お鏡さん(鏡餅)に向かってご挨拶し、「あけましておめでとうございます。この一年が素晴らしいものになりますように」と祈ります。
昨年中は多くの読者様に、舞妓さんのあかねをヒロインとする『純愛の本棚 〜京都花街の恋物語〜』を応援していただき、心から感謝申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。