今朝、妻が近所のスーパーに行ったら、売り場からお米が消えていたという。彼女に頼まれて、少し離れたスーパーに行ってみた。売り場の隅っこに一種類の割高に思えるお米が残されているだけで、駆け付けた客たちが取り合いになっていた。もう少し遅ければ、買えなかっただろう。これは令和の米騒動に発展するかもしれない。
家に戻ってから調べてみた。農水省の担当者によれば、「食の多様化でパンや麺の需要が高まり、米の需要が減っているので、在庫量が156万トンという数字が決して少ないわけではなく、ひっ迫している状況でもない」という。そのため、在庫が40万トンほど減っても需要と在庫量のバランスは保たれているらしい。ただ、「在庫量が少ない」という情報だけが独り歩きしてしまっている状況だと説明している。
ならば、なぜスーパーから米が消えたのか……。米の在庫がひっ迫していないにもかかわらず、「巨大地震の備え」の影響かもしれない。なんだかんだ言っても、日本人にとってお米は大切な主食だ。いつまでも、美味しいお米が食べたい。賢い消費者はくれぐれも必要以上のお米の買い占めだけは止めましょう。農家の皆さん、大変だと思いますが、出荷を頑張ってください。お米のファンを増やすチャンス到来です。