タイトルの通りです。
【こんな話です】
平成最後の夏、東堂渉はダリアと東京・日比谷公園にて再会する。
ダリアに会うたび思い出すのは、家族の面影と愛した人、そして渉が「人ならざるもの」に生まれ変わったあの日の記憶――。
平成と日露戦争末期の東京を舞台に、異色の吸血鬼譚が幕を開ける。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054919029375こちらは、宮田秩早さん主宰の『吸血鬼作品集 VIAGGIO NOTTURNO』に載せていただいた作品で、1905年9月5日に発生した日比谷焼き討ち事件に材を取っています。
実在の歴史の中で吸血鬼譚を書くという題材になっており、初めて真面目に歴史モノを書きました。
明治生まれの主人公による一人称ということで、ふんわり明治文芸風の文体を意識しつつ、現代的な観点を反映できるように試みたつもりです。
歴史考証的には誤りもあるかもしれませんが、温かく見逃してくださると助かります……。
よろしければご笑覧ください。
最近は「暁天の双星」の後日譚にあたる「隠者は払暁に眠る」の原稿作業をやっております。
(これ何回も言ってるなあ)
それが一段落ついたら、現在非公開にしている現代ファンタジーの短編「選ばれし者の帰還」を公開したいと思っております。
それでは、また。