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自作メモ3「リバース・プロバビアル」その二

「リバース・プロバビアル」本編第一章のネタバレを含みますので、まだの方はそちらを読んでからの閲覧を推奨します。申し訳程度の謎解き要素が消えるかもしれません。




















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⬛︎待てば海路の日和ありについて
・導入は、落語から始めるとだけ決めていました。
・落語で柿原詩季(死神)の話へと持っていこうとだけ思っていました。
・落語に関してはど素人もど素人なので、見るのにおすすめあれば教えてください。個人的に見たことあるのでは、湯屋番の噺はとても面白かったです。
・章題は、待っていればそのうちチャンスが巡る=ステラが見つかるに繋げるため、こちらの題をつけました。

⬛︎李下に冠を正さずについて
・用心深く、疑われるような行動をしてはいけないという三栗屋への戒めで、章題をこのようにつけました。
・とはいえ、彼は根っからの巻き込まれ体質なので気をつけていても巻き込まれます。
・刑事は基本的にバディが推奨されるはずですが、ここはご都合主義で別行動しました。特命捜査室第八係のダウナーでギクシャクした感じが出ていたらいいなと思ってます。
・ステラに見立てた事件にするということだけ決まっていたので、どうしようかなと悩みました。誰が彼女を殺したのか、というところ方法と合わせて難しかったところです。
・悲鳴が隣から聞こえたような気がした描写は、私が直に体験したことで、夜中とても賑やかな声が隣の部屋から聞こえていたような気がしたのですが、聞き耳を立てたら隣からは聞こえず、探し歩いた結果、まさかの下の人でした。そのことを思い出し、相川が外に出てくる理由をつけるために使いました。木造建築だと反響するのでしょうか。
・三栗屋は、とても人との距離が近いですし、男女ともに好かれる容姿なので、おそらく彼と会った皆は絆されます。柿原詩季は親戚補正で無効。
・どちらかというと社会派推理小説に近いような感じになってしまいました……。
・詩季がどうしても勘が鈍いように見えてしまったところは反省です。本当は普通に頭が良く、刑事の勘もあります。
・ただ、詩季はどちらかというと「運も実力のうち」の人間なので、自ずと「死」に巡り合ってしまいます。それが死神たる所以です。
・海崎は三栗屋とゆかりがあります。海崎は二度と会いたくないと思っていました。三栗屋は「おや、あの時の刑事さん」と再会を楽しんでいました。
・終わりの乙女座のステラは、果たして何者か……第二章に乞うご期待です。

⬛︎三栗屋累維について
・・誕生日は2月29日、血液型はAB型です。
・身長170cmで、かなり細身、弱そうです。
・おそらく29歳だと思います。
・好きな食べ物は温かいもの(味噌汁やかけそば)、嫌いなものは白くて液状・粘液質のものです。
・好きなものは自然物(木や花など)と人間、嫌いなものは人間ときまりごと(法律や規則など)です。
・基本的に場を引っ掻き回して反応を見て楽しむタイプです。
・イメージは、世間からズレてる探偵ポジション。とはいえ本人は上の下くらいの頭の良さです。
・彼はおそらくオムニセクシュアル(もしくはパンセクシュアル?)というやつです。性自認は男です。とにかく自分を満たしてくれる人が好き。老若男女問わずだれでも好き。でも人間が嫌い(大きな矛盾)
・愛情がわからないというより、愛情が彼の中でふわふわとしていて曖昧なんだと思います。
・相手が複数いることにあまり罪悪感がありません。それでもいいとしているのもあるし、彼自体が少し古い思考であることにも由来します。
・実は、過去の記憶で曖昧な部分があります。小〜高校あたりは特に曖昧です。覚えてることと覚えてないことがあります。これについては、本作で言及する予定はありません。
・一人っ子です。両親が離婚してますが、父方の方についたので父方の姓です。
・座右の銘は「人間万事塞翁が馬」
・休みの日は散歩したり、公園とか喫茶店で本を読んでます。
・趣味は人間を眺めることと、自然物を眺めることです。
・お酒はそれなりに嗜みます。お仕事とかでも飲みます。
・いつか自分の全て(思想や、トラウマ、過去の事実など)壊してくれる人に出会いたいと思っています。
・着物をよく着ていますが、私服もあります。
・実は質素倹約してるかもしれない。
・疫病神です。名探偵コ○ンなみに、彼のいく先々でアクシデントに巻き込まれています。
・彼は顔が良すぎるほど顔がいいです。女の人と言われても納得されるくらい。しかも華奢なのでなおさらです。歩くたびに振りかえられます。
・彼の過去の片鱗やバックグラウンドが知りたい方は、短編集「すゞろ歩き」にて「累ね夢」という作品を載せてますので、よろしければ是非。(https://kakuyomu.jp/works/16817330649122302395/episodes/16817330651675666080

⬛︎三栗屋累維の元について
・TRPGで、三栗屋累維というキャラを作ったのがきっかけです。
・そこからちょこちょこいじって、私の好きな激重過去を付与したらこのようになってしまいました。
・TRPGの方の三栗屋はおそらく本命がいます。
・こちらの三栗屋にはいるのかわかりません。
・即興劇で織りなしたキャラを改変していくのも楽しいものです。

⬛︎イメージソングについて※敬称略
・ここでは、私が勝手に執筆中のBGMとして聴いていたイメージソングをタイトル・作曲者名をお借りして紹介します。
1.柿原詩季
・再演(Akali)…本作のテーマ「再生」「再誕」とかなりフィットするなと思っています。アンコール、というのがまさしく彼の生き方です。
・死神(米津玄師)…「死神」と呼ばれる彼なら外せないところですね。彼の命ではなく、彼の周りの命が消えてくなかでのうちなる自分との葛藤というイメージです。
・Black Board(papiyon)…特にサビのところで黒から白になりたい、というところが彼の運命を変えたい、死ばかりの運命を変えたいに繋がるのかな、と思っています。
2.三栗屋累維
・ANTI-HERO(SEKAI NO OWARI)…正義は人を救わないこと、規則は自分を守ってはくれないことを知っている三栗屋の精神が重なるところです。ヒーローはヴィランがいてこそというのが自論です。
・ハリボテ(neru)…まさしく彼は「ハリボテ」です。彼が裏に抱えている、封じられた過去との葛藤を感じます。煙に巻くのは、彼の特徴の一つでもあります。
・ヴィラン(てにをは)…彼のセクシュアルとも関連しています。だから何?普通じゃないから何?ならいっそ裏を歩み続けようという彼の考えと重なるのかなとも思うところです。
3.OP
・ジャンキーナイトタウンオーケストラ(すりぃ)……ダークポップなイメージがとても合うなと思っています。あまり彼らは明るいイメージがない、仄暗い人間というのもあって、かなり聞いていました。
4.ED
・メランコリーキッチン(米津玄師)……こちらはポップで明るいイメージが、彼らの再誕を超えた先にある未来をイメージさせてくれます。作中の皆が食卓を囲んで、それまでの憂鬱を全て咀嚼してしまえたらいいなあと思います。
5.「李下に冠を正さず」
・インクルージョン(Lanndo)……まさしく始まりの曲かなと聞いていました。伝えたい言葉、伝わらない言葉、二人の首の皮一枚の関係性は飲み込まれてしまいそうな、そんなイメージと重なっています。

⬛︎次の予定
・一旦、第一・五章を挟もうと思っています。次の話との繋ぎになる話です。
・その後、第二章を執筆予定です……!
・もしかすると可愛いヒロインが出るかもしれない。
・おまけに完成した表紙イラストを載せます。パースとか遠近感が「なにそれ美味しいの?」状態です。

第二章「人間到る処青山あり」
Coming soon……

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