柳成人（やなぎなるひと）

なるほど、男の子の妄想か。 みんな一度は同じような想像したことがあるだろうけど、こうして作品にするのは面白いな。 ……なんて安穏と読んでいたら、見事に足元をすくわれました。 油断…続きを読む

非常に胸に刺さりました。 どんなに想いを重ねようと戸籍上の配偶者と恋人の間には歴然とした差があります。 死はその最たるものでしょう。配偶者は妻として夫を看取り、葬儀でもって送り出し…続きを読む

稲荷神社のお祭りでりんご飴を売る主人公は毎年やってくる女の子が来るのを心待ちにしています。 そこへやってきた女の子は今年は小さな子どもを連れていて。 いやもうめちゃくちゃ好きです…続きを読む

コンビニで四季が売られているという設定、瓶を開けた時に溢れ出す春の様子。 そんな春を中心に展開していくストーリー。 物語の最後となる締めの一文。 最初から最後まで無駄なく練り込まれ…続きを読む

難しいテーマをとても上手く作中に活かしています。カキツバタの使い方も秀逸。それでいて読後に優しい気持ちになれる良作でした。

彼女を主人公とした物語を書こうとした発想した時点で非凡。 荒唐無稽な世界観にも関わらず、しっかりと登場人物の心情を描き出すことで読者の心を揺さぶります。 読んだ後でほんのり優しい気…続きを読む