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古典や古語の知識は小説で大切という思い

https://kakuyomu.jp/works/16817330652449226763/episodes/16817330666676662115
I AM A GOD 新エピソードです。

最近よく思うのですが、古典文学や古語の知識、
短歌や俳句の知識は小説を豊かにしてくれる
としみじみ思ってます。

今回もこのような短歌を作って、
登場人物アユミに語らせています。

グランドの土の匂ひに
ふと見れば
こひしき人のボール
まろび来つ

転がる、転ぶ、は古語では「まろぶ」
この音声がまず雅でいいですよね。

助動詞「つ」や「ぬ」は完了を表し、
「つ」のほうが強意を持ちます。
だから敢えて「つ」で終止しました。

土の「匂ひ」は、にほひ。

昭和時代に「シクラメンのかほり」
という曲がありましたが、これは
「かほり」ではなくて「かをり」
が正しい語です。

このようなちょっとした知識だけでも
小説の「かをり」が高まると最近
思う私なのです。

漢文や英語についても教養を
持つと「言語アート」である文学に
大きく影響すると信じています。













 


                      









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