• 異世界ファンタジー
  • 歴史・時代・伝奇

中島敦の名作「名人伝」に触れる。


I Am A God 新エピソード公開しました。

https://kakuyomu.jp/works/16817330652449226763/episodes/16817330658685912425

中島敦というと、「山月記」が有名ですが、
私はこの「名人伝」が特にお気に入りです。

目に見えぬ矢を目に見えぬ弓に番えて
鳶を射落とす弓矢の名人。

その師匠に師事して極意を極める
紀昌は最後、師匠をも凌駕する
名人となるのですが、弓矢を見ても
それが何かを言うことができないという
まるで幼児の如き姿となるのです。

技芸の習得とは何か、名人域に達した
人形師が作る人形には魂が
宿ると言いますが、名人自身が意識
するものではなく、それは技芸に宿る
神がそうさせるものなのだ。

そのことを書きたくてこのエピソードを
アップします。

2件のコメント

  • ゆったりしてますよー。
    することないので、ヨムヨムまわりとかしてます。
    近況ノート、いろいろお詳しいなと、勉強になるので、楽しみにしてます。

    私は、日本史(平安時代から江戸初期まで)が好きなのです。
    山月記もいいですね。

    することなさすぎて、
    メモ帳に絵を描いたりしてました。
  • ありがとうございます。私、本読むのが
    好きなんですよ。で、ちょっと気持ちが
    昂る文章があるとすぐにリアクション
    したくなるのです。
    ここに小説書くのもそういう理由です。
    お楽しみいただけて何よりです。

    くれぐれもお身体大切に。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する