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妄想掻き立てられる梅原猛センセイの本、ーそのニ

先日取り上げた「隠された十字架」ホラー系なら、
こちらの「葬られた王朝」は、陰謀論もすごいのですが、いやあ、話がエロい。
ーーー自分がエロいのですが 笑。

先生は、「古事記」や「日本書紀」に書かれた寓話は
諸事情により、本質を隠した譬え話、と推理します。

例えば、スサノオが退治したヤマタノオロチ。
これって凶暴な大蛇に例えられていますが、実は
横暴に権力を振り回す豪族。

で、一人の老人がいいます。「私には多くの娘がいましたが、毎年ヤマタノオロチがやって来て食べてしまったのです。」

いやいやいや、やりますねえ、食べたんですね、その。

そういえば、蛇、っていいうのはフロイトの深層心理分析では「ファルス」^_^(^◇^;)。オロチさん、さぞ立派なものをお持ちだったのでしょうね。

で、最後の処女、クシナダヒメは、生贄にならず、スサノオがゲットするわけですね。

あと、出雲王朝でスサノオから何代目かの、オオクニヌシは、イケメンでモテ男です。で、この人の出自、母方の身分が低いのにも拘らずオモテになるので、兄弟たちは面白くなくて、イジメまくるのです。

ところが、モテ男のオオクニヌシさんはいつも女の子に
助けられるのです。羨ましい。

ある日、オオクニヌシが歩いていると、兄弟から焼けた岩をぶつけられ、彼は全身に火傷を負います。で、隠れて療養することになったところに派遣される2人の娘たちーーーキサガイヒメ、とウムガイヒメ。

 二人は療養するオオクニヌシに、貝の粉を削って乳液にして身体に塗りつけるのです。梅原センセイ曰く、

貝ってなんのシンボリズム??? 
乳液塗るって、女の子の魂捧げること♡。

このシーンが明治の洋画家、青木繁が油彩画にしていて、日本を代表する油彩画なんですが、白い着物着た
2人の娘がすっごく艶かしくて、クラクラします、笑。

いやいやいや、2人にですよ、夜と言わず昼と言わず、
岩をぶつけられるのは絶対イヤだけど、

貝の乳液ケアは受けたいーーー、体力いるなあ。

とうわけで、この本の内容も小説に盛り込めるか
考察中のエロ小説家の私なのでした。








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