昨日、というよりもほとんど今朝ですが、第11章が終わりました。
じつを言うと、ひとつ前の「第十章 午後十一時、姫君の帰還」から、みそらとみっちゃんを別行動させたいなという思惑があったのでした。以前書いてみて失敗したネタでもあります。笑
Googleドキュメントで書いているんですけど、もう記憶から消えてるボツ原稿が相当ありまして。数年前?にボツったときとはかなり形が変わりましたが、やっと作者的宿題がひとつ完了したのかなと思っています。
11章の場合は別行動とはちょっと違うのですが、……ほんとうはエピソード8の会話、一部はもうちょっと違うやり取りだったんです。
昨晩、風呂で「今日こそは」と思いながら内容を反芻していたら、こうしよう、と思い立ちました。「ひとりで」の箇所です。
直前、カムカムの総集編を見ていたんですよね。最初は安子編だけのつもりだったんですが、見だしたらもう止まらなくてひなた編まで全部。母と二人で「見だしたら止まらん」といいながら見終わったのはたぶんもう夜中の1時頃だった気がします(なのでああいう更新時間に……笑)。
あらためてカムカムを総集編として見ると、各キャラクターの行動原理がわかりやすくまとまっていたと思いました。毎日の放送ではそこに美しい、それこそもじりさんをはじめとした演出がたの感受性、情緒がそれに乗っかるんだと思うんですが、そこが多少時間制限があるから排除されたとしてもカムカムがもつ世界観は崩れないし、制作者が物語を理解しているから各シーンが効果的に、というよりも必要な場所で使われるんですよね。そこが行動原理のわかりやすさにつながっていたのかなと思いました。すっごい作品です。もうこんな作品に出会えることはなかなかないだろうなと軽く覚悟を決めたくらいです。
そういうことを思っていて、ふと出てきたのが、みっちゃんの「ひとり」の言葉でした。
初稿を上げたのは年末で、もう4ヶ月も過ぎていて、なんならカムカムで言うならるい編に変わった頃……って、とんでもねえ大昔だな!
そこから、なにかぼんやり足りない気がしていたのを、昨晩、ふいに見つけられた気がしました。
それこそ、以前近況ノートでも書いていたように、2月にはじまったことの影響も少なからずあります。あるというか、もともとこのつもりで書いていたんですが、実感が伴ってしまったせいで、みっちゃんの心境がやたらと解像度が上がってしまったんですよね。エピソード7との落差にびっくりされる方もいるんじゃないかと多少心配ですが、後悔はしていません。
結局、この話って、入り口はみそらとみっちゃんなんですが、番外編を含めたどの章も、「どうやって生きるか」「どう折り合いをつけていくか」の連続で、それを毎回探している気がします。
そんな感じで、つぎの番外編と、それから12章へと続いていきます。お付き合いくださる方はどうぞまたよろしくお願いいたします。
(そして唐突ですが、軽く執筆自粛してたあたりではじまったらしきサポーターズなんちゃらってなんなんすか?)(もしかしてこういう重たい近況ノートを伏せるためのもの………?)