らきむぼん/間間闇

　新本格ミステリの時代から連綿と描かれ続けているある種の「部活」のようなオカルト研の雰囲気から、一足舞台となる館に踏み込むと一挙に訪れる超常現象への落差が楽しい作品でした。 　ZE…続きを読む

柔らかな語り口で綴られる物語は、すごくノスタルジックで、幼い冒険心を思い出させる。みんながやさしくて、あたたかい、誰もが誰かを応援して誰かのために少し背伸びをする。そういう素敵さが…続きを読む

文章の読みやすさと場面展開のテンポの良さであっという間に読める。 キャラクター付けもユニークで、実際にこの探偵たちの立ち振舞を見てみたくなる(笑) 関係者の人間性を順々に会話して…続きを読む

ミステリ作家の独白の中であっさりと当たり前のことのように普通に語られた一点に二度見してしまう。
ラスト一行には黒い笑いが漏れてしまいます。

本格ミステリとしても物語としても傑作です。設定の奇抜さと、それに頼り過ぎることのない整然としたロジックが見事。気づけそうで気づけないギリギリのラインのヒントの提示がわくわくさせる。…続きを読む