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FF14で分かるヒヤリハットの重要性

パーティに入った時の挨拶を「よろしくおねがいしまーす」なのか「よろしくおねがいしますー」のどっちにしようかいつも迷っている者です。よろしくお願いします。

今回も性懲り無くFF14の話です。偶数パッチということで零式が来ましたので、しばらく荒稼ぎしてました。フレンドからの受注も多く、零式実装前日までずーっとクラフターやってました。

こんな忙しさじゃ零式行ってる暇ないし、ゆっくりクラフター稼業に勤しみながらFF16を待とうと考えておりました。

……零式実装前日にマーケットボードで4層後半の曲を見るまでは。

何の曲だったの?と言われるとバレになっちゃうので言わないんですが、私の裡に眠るファイナルファンタジーオタクが悲鳴を上げたと思ってください。

なんにせよ私は売り払う事を優先して作っていなかった自分の装備を仕上げ、みんな初週零式やレイドレースでワイワイしている中も金曜日までゴルベーザをブン殴り、土曜の夜から1層の練習を始め、日曜の昼に時間切れ0.5%見て夜になってようやっと1層クリアしました。もっと事前に準備しておきゃ良かったと後悔しています。

日曜日、12時に起きてから21時のクリアまでずーっとクリ目に籠っては死に、籠っては死にを繰り返していたんですが、その中で「クリ目なのに大丈夫ですか?」とか「サイコロ処理できるようになってからクリ目来てください」とか言われたりしまして。その回は確実に私が原因だったから内心「調子悪くて本当にごめんなさい……機会を潰して本当にごめんなさい……」と思っていたりしました。

零式というか高難度行ってる人は当然分かっているとは思うんですが、ここで高難度の流れについておさらいしましょう。

①ギミックを覚える
②ギミックを処理出来るようになる
③ギミックを処理しながら火力を出したり回復や軽減を撒けるようになる

大まかに分けるとこんな感じになるのかなあと思います。まず①ですが、初週の人々は実際にやってどんなギミックなのか推理します。すごいよね。とても真似できません。無毛の土地を歩むベンチャー企業の人とかこんな感じなんでしょうか。

後追いの人々は、攻略をまとめてくれる菩薩のような方々が上げてくれるマクロや動画を見ればいいのでこの段階を大幅にスキップ出来ます。初任者の研修みたいなものですね。あるいは「最初から練習」「初見未予習」とか書いてある所に入って一から見てみるのもありかも。

というわけで②をやろう、というところで緑色で「練習」って書いてあるパーティを探します。本当に初めてならさっきの最初から練習とかがいいですが、そればっかやってるといつまで経っても先に進めません。

先のギミックをやりたい場合「(任意のギミック名)から」的な事が書いてあるはずです。自分の処理できるギミックに合わせた練習パーティを積極的に踏んで練習しましょう。大抵(任意のギミック名)前が安定していないことが多いので、そこで怒らないようにしましょう。

で、そのうち「最後までやれたんだけどボスのHPが減りきる前になんかすごい攻撃が飛んできてみんな死んだ」とか「途中の攻撃で回復や軽減が足りなくて死んだ」とかあると思います。そうなったら③の段階です。一般的には前者の最後まで~がやれたら「コンプリート目的」って書いてある所に入ってクリアを目指します。これが「クリ目」ですね。コン目じゃねえのかよ。

つまり「クリ目なのに大丈夫ですか?」は「途中のギミックで詰まってんならそこの練習やってこい。俺達はクリアしたくてクリ目潜ってんだよ」的な意味になります。まあ言いたくなる気持ちは分かる。

そう、最後までやれたんだけど~というのはたまに「ギミック理解してないけど、なんか運が良くてあるいは周りの人達のサポートが厚くてそこまで行けた」ということも含むんです。ただ、一般的には「時間切れ(最後まで~のこと)見れたらクリ目行っていいよ」ってのがあるため、詳細なギミック理解を得る事なくクリ目に潜っちゃうことがあるんです。

それを防ぐためにはどうしたらいいか。そう、ここでようやくヒヤリハットの蓄積が重要になってくるわけです。

大まかなギミック理解が出来ても、ちょっとのミスで間違える事があります。ちょっと立ち位置ズレて範囲踏んだとか、行く場所逆だったとか、塔踏む順番間違えたとか……それを学習して次は間違えなければ良いのです。

自分で学習するのもいいですが、ここでもう一回動画を復習したり、友達やFCメンバーとかLSの人らで零式挑んでいる人がいれば細かな注意点を聞くのも良いでしょう。トライアンドエラーをどんどん繰り返していきましょう。

人間なんかどうせエラーを起こす生物です。現実でよほどクリティカルなエラーを発生させてしまったらかばいきれませんが、それを防ぐためのヒヤリハットなんです。事例を蓄積し、やってはいけないことをどんどんあぶり出していくわけですからね。ガソリンの近くで花火とかしないでしょ。

FF14はあくまでゲームですからよっぽどの悪意がなければ死人が出るようなクリティカルエラーは起きません。もしかしたらミスった人は練習が足りないんじゃなくて細かなヒヤリハットの蓄積が足りなかったり、体調等の要因でパフォーマンスが低下しているだけかもしれません。

そういう人を見かけたらとりあえず「ドンマイ」とか言ったり【ドマ城】とか言ったりドマスをちらつかせたりするぐらいでいいんです。逆に暴言を吐くと余計にパフォーマンスが低下します。言われた人も、同じパーティの人達も、そして暴言を吐いた自分自身も。

ちなみに「サイコロ処理できるようになってからクリ目来てください」って言った人と別れてすぐ次のパーティで再会したんですが、その宣言したギミックの手前でミスを繰り返していました。暴言によるパフォーマンスの低下を実例で見られたので大変参考になりました。

「細かいミスまで消して完璧になってからクリ目来いよ」とは口が裂けても言えません。そんなもんやりこまなきゃ分かりませんからね。いいんですよ大まかにギミック突破して時間切れ見たらクリ目行けば。みんなカッチリ分かっている人ばっかでノーワイプ突破出来るケースもあれば、詰まりまくるケースもあるんですから。

「クリ目なのに大丈夫ですか?」というのは、クリアが目的なんだからそりゃそうですが、じゃああなたは目的を100%達成出来るのか。という話です。自分の思い通りにならないからムッとする人間見てどう思うか。それを知っていればマイナスイメージを含んだ言葉を、心の中では思っていても飲み込む事が出来るはずです。これもヒヤリハットですね。

「俺は完璧にやれるのに、野良の奴らが弱くて困る」とか思ってるなら強い人達と固定を組めばいいのではないかと思います。あるいは一緒に練習して野良の練度を底上げすれば良いのではないでしょうか。挑んだ回数はそのままヒヤリハットの蓄積になります。実は自分が間違えていたところも分かりますからね。

細かいミスの修正を積み重ねていくとあらゆるパターンに対応出来るようになり、緊急時に思わぬ対応を取れることもあったりします。この辺のこと、仕事にも活かせそうですね。それでは、また。

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