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二人の剣の裏はなし

神器異変第六章、ようやく終わりました。後は最終章が7話ぐらいあるんでそこまでお付き合いください。お付き合い下さってる人いないけど。

というわけで、ようやくネタバレがガンガン出来ます。今回は真木剣と戸塚剣。都牟刈太刀と十拳剣の話をしましょう。

この二人は完全にライバルとして設計されてます。主人公に対するラスボスですからね。こいつらの関係はプロト版から変わっていません。

まず、剣の真の姿である都牟刈太刀。この設定を考えたのはカクヨムに投稿を始めてからです。第三章の加筆部分を書いていた時、6月の頭でした。

この頃、まだ書いてなかった第五章以降のネタ集めのために神器や神についてメッチャ勉強してたんです。

FGOでも村正が都牟刈・村正使ってた時にフォロワーさん達が「草薙剣じゃねえか!」って言っていたので、これについても調べたんですね。

結論から言うと、勉強不足でした。この話を書くのに知識が全然足りてなかったなと。むしろ調べること自体が楽しかったです。

で、その都牟刈太刀は天照大神に打ち直されて草薙剣になったと。ここでもうピンと来ましたよね。じゃあ草薙剣は古神器・都牟刈太刀だったことにしよう!と。

古神器化した事で、戸塚と対等に渡り合える根拠が出来たからこれは良かったです。でも、古神器になったからと言って能力が大幅に変わったわけではないんです。

草薙剣の状態ですら、全てを薙ぐ事が出来たのにこれ以上パワーアップさせてどうすんじゃいと思いました。なので、依然として能力は全てを薙ぐ事のままです。

やべーのは古神器化した事自体です。アストロノミカサイド属性に変化した事がパワーアップに等しいんですね。

まず、今までアウトサイドの弱点であったインサイドすら薙げるようになりました。要はナーフ前のアウトサイド能力に戻るんですね。

次に、古神器と亜神器はいくら能力を使っても壊れない事が挙げられます。つまり気力の続く限り無限になんでも薙げちゃうんです。

それが何を意味するかは、最終章に全部書いてありますのでお楽しみに。楽しみにしてる人いないけど。

そして十拳剣。こいつもカクヨムに投稿する前はアウトサイドを無効化する能力しか持っていませんでした。

戸塚をウィンドウですら勝てない強敵に仕上げるため、十拳剣についても猛勉強しました。それが今回出て来た戸塚の4形態です。

まずはアウトサイド&神特攻の天尾羽張剣。これの伝承を見て「アウトサイド無効化能力にちゃんとした根拠あるじゃーん」とウキウキしました。はい、今までは根拠無かったです。

次にシンフォギアでもお馴染み妖怪特攻の天羽々斬剣。これはぶっちゃけおまけでしたが、ウィンドウやウィユに対抗出来る能力だったので割とシナリオを縛る楔となってくれました。妖怪を脅す根拠でもありますからね。

さらにシャーマンキングで名前だけ聞いた事のある布都御魂剣。神武天皇も使った事のある鬼のようなバフウェポンです。毒も無力化するし、熊も逃げるよ。

そして、神度剣です。この伝承を見た時は「ただのデカい剣やんけ」としか思っていませんでした。

ただ、これについて調べていたのはあろうことかクッソ暇な温泉宿での夜の事でした。旅行のテンションで変な方向にニューロンがスパークしました。

「喪屋を斬り倒したってことは、アンデッド特攻つくんじゃね!?」と。これを思いついた時は第六章が書きたくて仕方がありませんでした。

何故なら、剣が死んで珠に生き返されるのはプロト版の頃よりの既定路線だったからです。この能力、生き返って来た剣の天敵だな?と。

ただ、十拳剣……とりわけ天羽々斬剣には明確な弱点があるのです。それが、八岐大蛇の尾に格納されていた都牟刈太刀です。

八岐大蛇の討伐後、スサノオは尾を斬ったら都牟刈太刀に当たった十拳剣が刃こぼれしたんです。都牟刈太刀はその存在自体が十拳剣の弱点なんですね。

だから戸塚は草薙剣を見た時点で嫌悪していたんです。全転生神への恨みは依代となったカグヅチのものでしたが、それとは別に戸塚剣(十拳剣)は真木剣(草薙剣)だけは絶対倒しちゃると思っていたんです。

伝承を調べる事で、彼らのライバル関係はより濃密なものとなりました。このトシになっても勉強するっていい事ですね。

さて、明日からは最終章が始まります。果たして剣はどのヒロインを選ぶのか。もう9割方確定しているようなものなんですけどね。

書き切っちゃったので私的にはもうワクワクしていない、そんな神器異変もあと7日ぐらいで完結します。いやあ長く苦しい戦いだった。

そんな執筆との戦いを終えた私はエオルゼアで竜騎士として頑張っています。どこかでお会いする事もあるでしょうかね。それでは、また。

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