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フィーネの裏はなし

神器異変もこれで100話目です。つまり投稿を開始してから約100日が経過したという事ですね。いやあ長かった。約というのは2話連続投稿した日もあるから正確な日数を忘れちゃってるだけです。

そして、この話が出来るようになるまで100日かかったという事にもなります。ウィンドウに八幡市行きを命じた事務員にして外神の王、世界の終焉を司るラスボス、フィーネ・ファルセットの裏話でございます。

フィーネは、元はと言えば一介のウィンドベル代理人になって任務をこなしていくゲーム(という妄想)の主人公でした。

その性質上、全てのウィンドベル幹部の技を使えるというとんでもないチートキャラだったんです。FCで出た北斗の拳4の主人公みたいなやつですね。北斗と南斗両方使える奴。

こんな強い奴に何のバックボーンも無いのはおかしいだろと思い、設定を変えました。主人公からラスボスに。

地球を狙う外神である彼は本来の6周目ではAP2048年の統合大統領府との戦争に乗じて地球を喰らいに来る予定でした。

しかし、今回の話のベースとなった7周目では幹部全員が幻想郷に行っちゃったんで、ウィンドベル代表代行をオーヴァーチュアとやってました。

この設定矛盾をどうにかするため、今回は本編の1年前に襲来したという設定に変更しました。まあ、今の地球はいつでも食べていいぐらいに熟れているのでどこで襲ってきてもおかしく無いんですけどね。

何でそんなやべーやつらがウィンドベルで働いているのかと言うと、ピエットがボコボコにしたからです。いかな宿命性イレギュラーとはいえアウトサイドはアウトサイド。インサイドに弱いのは変わりないです。

ただ、彼は最終的にウィンドベルと敵対する宿命となります。全ての生命体が滅んだ最後の周へと飛び、この星を喰らい尽くそうとします。

育ちきった星の全生命体が滅びた時、彼の真の能力が解放されます。アンチアストロノミカサイドシステム・グランドフィナーレとして。この形態になったが最後、余程の事が無い限り星は喰われてしまいます。

まあどうせその辺の話を書く気は全くないので解説するだけ無駄ですけどね。そんなやべー爆弾をウィンドベルは抱えているとだけ覚えて帰って下されば幸いです。

一応気に入ってるキャラなんで、どうにかして出そうと思いました。出せて良かったです。今回使用したソニックブラストは外神の基本兵器にして最強兵器です。

ただ、フィーネは近接戦に特化しているので、ヴァイオリンの弓に音波の刃を固定して斬る戦い方を好みます。それを出来るのもフィーネだけなんですけど。

オーヴァーチュアの方は遠距離戦特化なので、ソニックブラストを三発同時に放てます。トリプレット・ソニックブラストとか名付けてますね。恥ずかしい。

フィーネのアウトサイド能力、エンドレス・フィナーレの真価は本来今回お見せした使い方ではありません。これ、要はゴールドエクスペリエンスレクイエムです。

無限に終わりを体感させ、死ぬ事すらなく永遠に死に続けるアレです。脱出方法があるだけまだアレよりマシですね。フラワリングガーデンとか、インサイド攻撃で自害とかで脱出出来ます。

あと、こいつは外神のくせに人間臭い弱点が二つ存在します。まず、涙もろい事です。世界名作劇場とか見せるだけで涙をダバダバ流してしまいます。

もう一つの弱点は娘に弱い事です。はい、実は妻子持ちです。妻は地球に来る前に死んじゃいましたので、その忘れ形見である娘を溺愛しているんです。

その娘、フェルマータ・ファルセットはグランドフィナーレ化したフィーネを止めるための最終兵器です。フィーネが娘に弱いのは、精神的にだけではなく能力の相性もです。

あといろいろ喋っていない事もあるかと思いますが、このへんにしておきましょう。これ以上は確実に長くなっちゃう。

あ、そんでもって最終章ですが、後は最終話を書くだけです。これで日刊連載を継続し通しての完結が可能となりました。やったね。

神器異変の完結は9月の上旬以内になりそうです。いやあ長かった。これでFFSのまとめやFF14に取り掛かれそうです。

神器異変が終わったら普通のこいしちゃんに戻るので、しばらくカクヨムに顔を出す事は無くなるかと思います。その日まで、どうかお付き合い下さい。それでは、また。

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