皆様こんにちは。いつも読みに来てくださりありがとうございます。皆様から頂いたコメントや評価、大変力になっております。見てもらって、感想までいただけるというのは本当にうれしいですね。
さて、オノマトペについてですが、ずっと好きでいろいろと調べていたのですが、最近も変わらずその魅力に取りつかれております。オノマトペについて調べていると、必ずと言っていいほど「音象徴」という、音そのものから感じ取るイメージに関する話題にたどり着きます。
この音象徴という概念がまた、オノマトペの面白さをグンと引き上げてくれるのです。日本語だと、姿を表す「擬態語」と音そのものを表す「擬音語」とがありますが、オノマトペとはそれらの総称と思ってください。
先ほど使った「グン」も、音象徴の観点から見るととても奥深く、これしかないという表現なのです。例えばこれが、「クン」であれば何だか少し軽く引き上げるというよりは、少しだけ上方向に動かしたようなイメージを受けませんか?
これを2回繰り返すと、今度はうって変わって「クンクン」とにおいをかいでいる姿を思い浮かべます。しかし、どちらにせよ「k」から始まる言葉にはどこか軽さを感じるのです。
しかしこれが「g」に変わり、「グン」になると「グングン」でも、促音をつけた「グンッ」であっても、より質量を感じる重たい印象を受けませんか?もし、そう感じたのであれば、あなたもオノマトペの魅力に、すでに足を踏み入れております。
好きなことを話すと、長く早口になってしまうのはオタクの性であり悪癖ですが、もの好きな方はもう少しだけお付き合いください。
今日この話を近況ノートに書こうと思ったきっかけは、ふと、次のようなくだらないことを思いつき、誰かに話したくなったからなのです。先ほども触れたように、オノマトペは構成する音をほんの少し変えるだけで、そこから受ける印象までガラリと変わります。
例えば、あのちゃんの『ちゅ、多様性。』です。「ちゅ」という音からは、柔らかくかわいらしいイメージが浮かびますが、頭に一文字足して「ぶちゅ」にした途端、同じキスを表す音のはずなのに、かわいらしさとは対極にある、分厚くねっとりとしたものを感じませんか。
この一文字で印象が変わる感覚が妙に面白く、ほかにも似たような言葉はないものかと考えていたところ、ふと思い出したのが、アイドルグループNEWSの「チャンカパーナ」でした。こちら、本当かどうかは定かではありませんが、「愛しい人」という意味を込めて作られた造語なのだそうです。
こちらの「チャンカパーナ」は、オノマトペかというと少し微妙なところではありますが、音象徴的な要素は色濃く感じられます。愛しい人、という意味もそうですが、その文字の組み合わせと「パーナ」という響きから、どこか可憐な女性を想起させてくれます。
これが「チャンカピーナ」であれば、なんだか鋭いイメージやおどけたイメージが先行してしまうし「チャンガパーナ」であれば、工業製品のような力強さが宿ってしまいます。
こうしてみると、「パーナ」の部分が素晴らしく、「p」のように両唇を使う両唇音はかわいらしいイメージを持つことが確認されています。加えて、子音に「a」という母音がくっつくことで「パー」と、開いた柔らかい印象が付け足されます。これは、「a」が母音の中でも、親愛性と親しみやすさの評価が高いことからも裏付けられています。
そして、「ナ」の部分について、こちらも一つの研究結果として、日本人は「な」という音から、女性名を連想する癖があるそうなのです。これらをもとに考えると、「パーナ」の部分だけでも十分に「愛しい人」、男性アイドルグループであるNEWSからすれば、「ファンの女性」に向けた歌だと考えると、これ以上ないほどぴたりとはまりますよね。
今回、「チャンカ」の部分に対する十分な考察はできておりませんが、考察が追い付かないほどに奥深いのがオノマトペであり、言葉の世界なのだ。ということで、一つ綺麗に締めさせてください。
最後に、先日公開した『再発行手続き』ですが、ありがたいことにたくさん読んでいただけております。先ほどきりよく100PVを達成しており、ひとりで喜んでおりました。
何が正しいかわからなくなる怖さと、そこに込めた様々なテーマを楽しんでいただければと思います。URL貼っておきますので、気になった方は是非お読みください。
【再発行手続き URL】
https://kakuyomu.jp/works/2912051605835946786
以上、暑い日が続きますが、体調崩さぬようお気を付けくださいませ。