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文月雑記2

【近況】「忙しい」って書いたら、負けな気がするし、変なアピールにも聞こえて恥ずかしいのだけど、やっぱり緩やかに忙しい。お絵描きは、初心に戻ってちょっと別の練習をしている。こういうのって新鮮。初心忘るべからず。あとは、当時の風景を捉えた写真集などをアマゾンでポチっている。小説の方も少しづつ書いている。冬場の話なので、年末あたりから新作を公開できたらいいなと思っている。

【下妻】自律神経の乱れがあるようなので、なるべくストレスをかけないように休日はドライブしたり温泉に入ったりと、先日は茨城の下妻の方へと車で足を運んだ。
 下妻はうちの父方の婆様の田舎で、小さい頃はちょくちょく遊びに行ったもの。映画「下妻物語」と言えばピンとくる人も多いかもしれない。そうあの「下妻」なのだ。
 実際、主人公である「龍ケ崎桃子」の実家となった場所も結構近かったりする。どうも、あの景色を見ると小さい頃の原体験が過ぎるわけだ。わっはっはっは。
 そして、数十年ぶりに訪れてみたが、大して変わってなかったりした。帰りは道の駅に寄り、トウモロコシを買って帰宅。なんか、ちょっと下妻がブランド化してるような気がする。「こんな綺麗な道の駅なんて道の駅じゃない!!」と。ついでに、連絡が取れなくなっている親戚の新住所をゲット。本当はこれが目的だったりする。さてさて、どうしたものかな。

【ギリケン】突然だが、「ギリケン」とは「ギリギリ健常者」の意味であり「境界性知能」なんて呼ばれてたりもする。ちょっと、別口で考えてる話の内容でもあり、本を買って調べてみようかななんて思っている。
 この境界性知能というのは「IQ 70から85」あたりを指す言葉らしく、日本でも1700万人は潜在的にいるとされている。そう「意外と数が多い」のだ。ただ、知的障害といわれるレベルではないので、国から手厚い保護を受けられるわけではなく、しばしば社会問題としても提起されていたりもする。

 何故なら、かくいう自分もこの「境界性知能」を疑ってた口であり、小さい頃は「そういう星の元に生まれてしまったのだ」と、受け入れたぐらいだ。だからこそ「得意なものは人の三倍頑張る」をモットーに生きてたりもした。

 ……まあ、結果として、自分はギリケンでもなんでもなかったわけですけど(汗

 しかし、こういう経験も踏まえて最も関心のあるテーマかもしれない。加えて、この手の影響っていうのは家庭環境にも思い切り引っ張られてしまうので、いくら自頭が良くても親がダメだとそうなってしまう場合もある。

 そして、その「境界性知能」の特徴として「文字が読めても、文脈が理解できない」っていうのがあるそうだ。他にも「ケーキが三等分にできない」少年院のヤンキーとか、頭悪過ぎて善悪の区別がつかないとか。なかなか、闇が深かったりする。

 特にこの「文字が読めても、文脈が理解できない人」の多さはとある学者からも指摘されており、これに関しては文芸サイトでもある「カクヨム」の読者でも結構当て嵌まるのではなかろうか。言い方は失礼になってしまうが文章力が残念なラノベが受けているのも「そういう背景」があるのではないかと少し勘ぐってしまっている

 それが「悪い」と言ってるわけではないが、本来はセリフだけなく、比喩や文脈で伝えなければならない文芸のはずなのに、心理描写や背景描写がほぼ排除され、台詞だらけの文体ものが「ウケている」っていう現実が、どうも釈然としなかったわけです(悪気はないのです。ごめんなさい)

 だがしかし、「境界性知能」のもう一つの特徴として『文脈が理解できなくても、会話になれば理解できる』っていうのもがあったのだ。

 そう「会話形式」になれば、ギリケンでも話を追えるという……

 この説明を目にした時、色々繋がってしまった気がした。これって、結構衝撃的な話であり「セリフだらけ小説でもOKだよ」という事実を裏付けているようにも思える。まあ、自分は学者じゃないから知らんけど、関連性は強いのではなかろうか。

 とりあえず、漫画や映画が優秀なのはこの辺りであり、絵や映像だけ見てれば話が分かるっていう側面なのではないかと思う。故に、ネームが長い漫画が嫌われる傾向があったのもこの「文字は読めても文脈が理解できない」読者層に起因しているのではなかろうか。

 でも、そうなってしまうと、恐ろしい事実が一つ浮かび上がってしまう。

 識字率が100パーセントに近い日本人でさえ、この惨状なのであるのならば、真っ当な文芸ってまずウケないのではないかと。いくら頭をウニにして素晴らしい文章を書いたところで「文字が読めても文脈が理解できない人」が多いのでは手に負えない。

 それこそ何か巨大な媒体でも使って宣伝でもしない限り「無理ゲー」ってなってしまう。

 最後に、これに関しては、教師をしてる古い友達も「体感としては6割強」はいそうだとボヤいていた。だから、本を読んで独学で勉強するっていうのは「意外とハードルが高い」のではないかとも。

 ……なるほど、いくら頑張っても勉強なんて手が出なかった人が多かったはずだ。

 もう、教育も根本から見直した方がいいかもしれない。

 
 

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