• 現代ドラマ
  • ミステリー

清潔感という名の。

 昔からこの「清潔感」って言葉が嫌いだったりする。

 嫌いな理由は単純で「誰でも」使う御用達なお言葉だったりするからだ。口を開けば「清潔感、清潔感」と呪文のように唱えてくる。

 別に「身だしなみ」のことならいいと思う。でも、実際は違うのだ。この「清潔感」という言葉はあくまでもニュアンス的な概念であり、例え歯を磨こうが、風呂に入ろうが、香水をつけようが全く「関係ない」のだ。しかも、てめえのサジ加減ひとつで勝手に甲乙つけてくる。何様だ、てめえはと思うわけです。

 特に、相手をマウントするために使うクソみたいな言葉なので、この言葉を使う人を見るたびに苦笑いを浮かべながら「清潔感は大事ですよね」みたいな感じで話を合わせている。もう、大人なので、上手く合わせても死ぬような価値観など無いから良いものの、若い時なら「うるせえ、バカヤロウ」ってなってたかも。

 それも、自分は元々、ロック的な概念に敬意を表しているので、この「清潔感」って言葉が出るたびに苦笑いを浮かべるわけです。なぜなら、ロックといえば、どちからといえば汚い方だし、ヒゲもはやすし、だらしなく髪を伸ばしたり、染めたり、酒飲んだりしますが、これはある意味、小さな反抗みたいなものなんです。例え、世の中に迎合しようとも、完全に降参したわけでも、負けたわけでもねえからなという表明みたいなものです。

 まあ、僕は精々髪伸ばしたぐらいですが、面倒だから切らなかっただけです。

 しかし、それが許せない人たちっていうのは、ちょっとした人の醜さやダメさすら許容できない連中なんだろうなと思っている。少しは、愛したらどうだ、心が狭い。そして「清潔感」という言葉を多用して、他人に無駄なマウントを取ってきたりもする。

 まあ、要は生き方の問題なんで、余計なお世話だと言いたいわけです。もっと雑な言い方をすれば「他人の趣味」にケチをつけてくるような輩なんだろうなと。どんな格好しようが、お前らに迷惑かけてるわけじゃないだろうと。嫌なら勝手に距離でもなんでも取ればいいだろうと。別におまえなんぞ、友達でもなんでもないのだから。

 自分は別に、爽やかさがダメだとか、清潔感が良くないとかう話をしてるわけではなく、そういう文言を使って他人の価値観を矯正するような真似はやめろと言いたい。人にはそれぞれ事情があって、影響を受けて価値観を育ててきた人たちばかりだ。例え、ダサかろうと、それはその人にとっての一番なのだから。あと、男の子って言えば、やっぱりダーティな雰囲気なものに憧れますからね。あと、おっぱい。

 そこで、ここはひとつ、穏便に許容してもらえないでしょうか?


 でも、もし、それができないっていうなら……

 もう、戦争だろうが!!!(怒)


 小説頑張って書いてます。あと、イラストや漫画も描き始めました。ちゃんと描けたら順次公開していく予定です。いわゆるひとつの、テコ入れってやつです。あと、2000文字の短編小説も別に書いてみました。この程度なら半日でかけると気づいた。でも、反応ゼロでわろた。
 

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する