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エンタメ性

 自分の作品を見てて毎回思うことがあるが、それが『抑揚』のなさである。

 私の作品作りは頭に全体図があり、その中間点を考えて物語にするというものだ。
 つまるとこ『好き勝手』にしているわけで、読者目線というものが皆無なのである。

 自分の作品なのでそれで良いといえば良いのだが、読まれない原因にはなっているだろう。

 具体的に言うならば、短いスパンでの起承転結に欠ける、もっと言うなら間延びしているようなシーンが散見される。
 それは私にとって必要なものなのだが、軽い気持ちでご覧になる方にはひどく退屈に感じられるだろう。

 改善するならば、もっと安直に敵を出したりして盛り上がりを作る。
やろうと思えば出来る。しかし私にとって必要性がない、エンディングに向けての寄り道になるのだ。
 私はわたしの作品の一番のファンであり、早くエンディングが見たいのである。
 じゃあなんで寄り道などできようか。

 わかっているがしない、けれど読者は中々増えない。
 葛藤がないといえば嘘にはなるが、なにか大きな理由でもない限り方針を変えるつもりはない。

 私の作品なのだ、好きにしろという話だろう。
 ただその中で好きな作品だからこその欲、顕示欲というものは致し方ない。

 まあ現状深い悩みでもないから構わないのだが、自分の作品を『エンターテイメント』と捉えるか『芸術作品』と思うかで大きく変わってくる部分だろう。

 そんなこんなを考えつつ駄文をしたためた日曜の夜でした。
 ここまで読んでくれた方がいたらお礼申し上げる、ありがとう。

2件のコメント

  • ご無沙汰してます。
    『抑揚がない』『間延びしている』……他人事でなはい、私自身にも言われているようで頭の痛いところです。

    とはいえ、全編通じて盛り上がりっぱなしなんていう物語はないわけで、どうしても世界観描写や、心情描写、状況説明などなど、退屈な場面も絶対に出てきます。そこを、退屈させずに読ませられるだけの文章力は、私も欲しいですね。

    こればかりは、精進するしかないでしょうかね。
    では、またです。
  • おお、お久しぶりでございます。

    本文の通り、作者がどれぐらいのスパンで物語を見ているかに寄ると思うのです。
    読者の多くはそこまで長く見て読み始める方は少ないと思うので、そのギャップで迷うこともあるんですね。
    ただやっぱり私は独善的に作品を作り続けているので、ある程度の開き直りをしつつ、仰る通り、文章力などによって読み飽きさせないことができると良いのでしょうね。

    こんな落書きのような文に目を通していただき、嬉しい限りです。ありがとうございました。
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