いえーい、こんにちは、お疲れ様です。
このノートでは今作の感想をたらたらと語っております。自我が強めに出ているところもありますことご留意ください。
作品作成ペースについて。8/26ぶりのノートです。二か月と二週間前です。そのノートも小説完結云々の投稿だったので、つまりこの期間がそのまま今作の執筆にかかった時間ということになります。実際はその少し前からこれは書いてたので……三か月くらいですかね。三か月で一本ということで。
文字数について。13万字ですね。多いですよね。多すぎるんですけど。
一応今回は、10万字前後、少なくとも11万字くらいには収めようと思って書いてました。新人賞基準ですね。が、思いっきりオーバーしてしまいました。
何が省略できるんだろう。2万字削るとなると何かイベント一個丸々スキップするくらい必要なんですけど。全体の構成から見直さなきゃいけないですよねこれ。ミオン関係全部要らん? ミオン要らんのかな。イドニア先生の方が要らんか。
今回のは初めて書いた一人称小説なんですけど、これに関しては普通にダメダメでした。一人称に絞るなんて無理だ。視点飛びすぎで草。視点飛ばしたくなる病気です。殺してください。
まあノルンとかキューとかから見たオズを描くために数行だけ視点が飛ぶのは仕方ないかな? とか、過去回想が他人視点なのもまあしゃーないかな? とか思っているのですが。ミオンサイドの話を描くために三人称にしちゃあだめだったのかな。分からん。
今回も最後から逆算して作ってます。最後がクレイトスとの決闘なのは決まってて、ノルンとアカラが昔出会ってたみたいなギミックも最初から考えていました。「最終章で不意にノルン過去編が来たらおもろいやろなあw」とか、「ラストバトルの相手がアカラじゃなくてクレイトスやったら意表を突けるやろなあw」とか、全力の逆張り精神からこの作品は始まっています。オタクの悪い癖ですね。意表をついて何になるねん。ただ拍子抜けなだけなので皆さんは止めましょう。
文字数に関して言うなら、コンパクトにまとまったキュー編に比べて、アットマ編は膨らんじゃってますよね。これはどうしてなのでしょうか。どうして~?
アットマ編はミオンとの決着を含んでいるからですね。これでも頑張ったんですけどね。アットマが仲間になる流れと、ミオンとの決着の流れを別にするともっと文字数がかさんでいたところ、同時に進行することで解消したという経緯があります。
ミオンとか言う人、全く消滅させると字数が足りなくなるし、でも文字数が増えたのは間違いなくコイツのせいだしで悩ましい存在です。
ミオンはこの作品に絶対に必須の存在ではないです。が、こいつがいると話が凄く分かりやすくなります。元々の動機であるところの「学園で一位になると戦争を止められる」というふわっとした話を、具体的なレベルまで落としてくれる存在です。戦争を起こそうとしている帝国のお姫様はお話に出てきて全く不自然ではありません。
ただ、ちょっと、作者の筆が乗りすぎたところがあります。僕がコイツを好きになっちゃったから文字数が増えたというところが間違いなくあります。結果、目立ちすぎてるんですよね。なんならオチですからね。
ミオンに限らずコンも作者の寵愛を受けています、自分で言うのもあれですが。今はもう熱が冷めてるので、こいつの出番を削ってやろうと冷静に考えることが可能になっています。
3~4章は話の構造が多重に過ぎたという反省点はあるかもしれません。一位を目指すオズたち←オズたちを殺そうとするミオン←ミオンを止めようとするアットマ、までで十分に複雑だったのかも。実際はここのさらに上にアットマを利用しようとするコンの思惑があったわけですからね。
3ヒロインについて——どうなんですかねこいつら。一応、キャラが強くなるよう頑張って書いたつもりです。
こいつらはそれぞれ現代っぽい悩みをテーマに添えてあります。ノルンは色恋、キューは人種差別、アットマは性的マイノリティです。ノルンだけ浮いてるよ~。
キューは上手く書けてましたよね。ノルンもまあ及第点。
問題はアットマです。性別の問題なんてコイツのエピソードで触れてなくね? と思われても仕方ないというか実際触れてないというか、一度は書いたんですけど、「いや題材に対して流石に浅いもんを書いてしまった……」と感じてボツにしちゃいました。ビビったんですね。結果、コイツは構想時点からテーマがブレています。最終的に「引きこもり」がテーマになりました。そっちなら書けるよ! 当然! だってこちとら陰キャだからね!
あ、そもそもこの作品をどういう話にしたかったかというところからなんですけど、「最先端の魔法学園」という文字列まで考えて「じゃあ逆にその学園で起こる学生の悩みは地に足がついてたら面白くね?」という雰囲気で話を考えていきました。いつの時代だって若者の悩みは同じものなのさ……みたいな。みたいな高尚な。断じて高尚な作品ではないんだけど。
そこから三人のヒロインの雰囲気がパッと浮かびました。で、体液がどうこうの構想も既にあったので、それぞれのヒロインを別の体液に当てはめることにしました。愛液と血液と精液です。下品すぎる……。愛液って言うくらいだから一人目のテーマは色恋、血液って言うくらいだから二人目は吸血鬼、三人目はふたなり! って感じです。
とはいえこの三人はそれぞれあくまで学生で、オズと共にお話に立ち向かう側である以上、お話のオチに使うことはできません。そこで用意されたのがアカラでした。という流れで大枠が固まったわけですね。とはいえアカラがこんなに目立ちまくるのは想定外でした。なんかこうもっと……しおらしいキャラを想像してたんですが。全然ちゃいますね。
……そんな感じです。もうあんま語ること思いつかないので終わります。
この作品の今後と次の作品の話だけしておきます。
今のところ続きを書くつもりはありません。設定に広がりはあるので、いくらでも書けそうではありますけどね。当面は無いです。
いい時期に完結しましたから、せっかくですしなんとか字数削って月末までのGAに出そうかなという気持ちでいます。
あ、この小説、タイトルを募集してます。現タイトル、三分くらいで考えたあまり練ってない奴なんですよね。それどころか悪ノリ入ってますよね。そんな嫌いでもないんですが、好きでもない。後半の「三種の~」以下は無くそうかな。気付いたらタイトル短くなってるかもしれません。
次はローファンタジーを書いてみようかなという気分です。初めてです。ハイファン以外書ける自信ないんですけど物は試しということで。
新人賞へ向けての作業があるので、新作に取り掛かるのは十二月からになるでしょうか。そこからある程度まとまるまで書いてとなると、次の投稿は一月くらいになると思います。
以上です。改めて、『若返りの賢者と最先端の魔法学園~三種の姉系ヒロイン、元カノ付き~』を読んでいただいて、ありがとうございました。もし気が向かれましたら過去作の『この虹色の世界から~』とかを読んでいただいたり、次回作を御贔屓いただけたら嬉しいです。