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村田諒太選手お疲れさまでした!

 ロンドンオリンピックミドル級金メダリスト。元WBA世界ミドル級スーパー王者の村田諒太さんが引退されました。

 村田さんの試合を始めて観たのは2003年の全日本選手権の決勝戦で、当時国内のアマチュアボクシングでは敵なしで、後にプロボクシングで世界挑戦迄果たしたOPBF東洋太平洋ミドル級王者の佐藤幸二さんとの試合でした。

 当時はまだ高校生だった村田さんが決勝に上がって来たのはミドル級だから選手層が浅いのかな? と思っていたのが、最初に村田さんがポイントを取り少し驚きました。ですが、極端なファイタースタイルだった村田さんの顔を佐藤さんがアッパーで突き上げると一方的な試合になり、結局1ラウンドRSCで敗れましたが、佐藤さんの引退、プロ転向後、すぐに国内では敵なしになりました。

 元K-1ファイターの魔裟斗さんは多くのボクサーとスパーリングをこなされていましたが、一番強かったのは佐藤幸二さんと村田諒太さんとYouTubeチャンネルのムサマサで仰られてましたが、恐らくこの頃の話でしょうね。

 アマ時代は先に世界選手権で日本人初の銅メダルを獲得し、北京オリンピックに出場したライトウェルター級の川内正嗣さんに対して激しいライバル意識をお持ちだった様で、この悔しさをバネにして日本人初の世界選手権銀メダル獲得と、ロンドンオリンピックの金メダルに繋がったのかも知れません。

 北京オリンピック以前のイメージでは日本のアマチュアボクシング界のエースは「井上尚弥の第二の師匠」と言われている須佐勝明さんで、続いて川内正嗣さん、清水聡選手という感じで、村田さんに対する期待度は四番目程度でしたが、天才の名を欲しい儘にした須佐さん(というかプロでもあんなに凄い選手は居なかったと今でも思います)よりも村田さんの方が結果を残すとは想像していませんでした。

 井上尚弥選手や内山高志さんですらオリンピック出場が果たせなかった様に、プロの世界王者になるよりも難しいオリンピック出場を果たすだけでも凄いことなのですが、金メダルを獲得するなんて、しかもミドル級で獲得する選手なんて二度と現れないかも知れません、そしてプロボクシングでも一番層が厚いミドル級で世界王者になった功績は測り知れません。

 日本人では不可能かと思っていた夢を叶えて下さり、本当にありがとうございました!

 暫くゆっくりとお休みになられましたら第二の人生を頑張ってください。

 でも正直まだリングで観たいですし、最後に全日本選手権5連覇の森脇唯人選手か、ウェルター級で日本人初の世界選手権金メダルを獲得した岡澤セオン選手とエキシビジョンマッチをしてくれないかな……。

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