LGBTQ+のリアリティ【フィクション編】
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330658241912446開催期間:2023年6月2日〜6月11日
本日最終日です。あと12時間。
群青譚/橘
https://kakuyomu.jp/works/16817330655657374239女子高の群像劇。
十代後半の頃の自意識ってこんな感じでした。
桜の樹の下にはゾンビが眠っている ~ゾンビ、殺人事件の謎を解く~/しゃぼてん
https://kakuyomu.jp/works/16817330651225452192ミステリー、そしてゾンビ。…ゾンビ!?(二度見)
意外とのどかな世界と軽めのミステリーで読後感が良かったです。
バー・ステューピッド・ドッグ(Bar Stupid Dog)/コンタ
https://kakuyomu.jp/works/16817330658195805817な、なんでしょう…激しく共感性羞恥を感じますが…という身も蓋もなさが再訪せずにいられない。
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様々な作品を読んで感じるのは、登場人物が「自分は何者なんだろう?」と深く思い悩む場合が多かったなということです。
こういうテーマでない場合に主人公が立てる問いは、「自分は何をなすべきだろう?」というものであるように思います。
マイノリティはそれ以前に「何者なのか」に悩み、何者か定義した後は世間からの価値付けに翻弄される。
苦しい経験をしたキャラクターは閉じた関係性の中にいることが多いように見受けられたのですが、もしも情報やコミュニティにアクセスできていたら、もう少し早く状況を改善できたかも…と、フィクションなのに思ってしまいます。
当事者よりも周囲の方こそが、色々なありようがあることを認め(「許容する」でなく「認識する」という意味で)、それを受け止めつつその上で関係性を築いていくような作品はもっと必要だなと思います。
完読した中では「恋をしない私達」や「アセクシャルでも恋がしたい」などのように。
(私の参加作品はあんまりそんな感じではないのでごめんなさい)
適切な知識の情報発信は大切だなと思うので、月の後半になったら今度は【エッセイ編】を企画してみようかと思っています。
当企画にご参加いただいた作品並びに作者の皆様には感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。