昨日の朝は帰宅途中、突然の豪雨と落ちまくる雷に死ぬかと思った卯月ですけど、今朝は天気予報が大きくハズレて快晴。暑すぎるのがつらい……。
夏が暑いのは仕方のないことで、異常だろうがなんだろうが受けとめて行きていくほかはなく。
夏と言えば海でしょうか。現在卯月は海なし県に住んでいますので海は憧れ。大きな川はあります(子どものころは近所の川で泳いでた)。海も川も毎年事故があってお亡くなりになる人が出てくる。必ず毎年です。それでも人は海や川を目指す。山もそうですかね冬山も同じですね。
行かなきゃそんな不幸なできごとも起こらないのにと、ここもうずっと海にも川にも、冬山(スキー場)にもいっていない、ヒッキー気味の卯月。
そんな卯月も学生時代から三十手前までは大阪におりまして、それはもうヒャッハーなモヒカンさんばりのゲスなロクデナシ生活をしておりました。語りだすとヤバいネタだけで長編小説(ノンフィクション)が書き上がってしまいますのでやめておきます。
海は基本、ナンパ目的でしたね。といいながらも今日思い出したのは、ムフフな要素皆無のお話。
だいたい悪い連中しかその当時まわりにいなかった(これは卯月のせいではないので仕方がない)。そして無駄にイケメンがそろっておりまして、卯月はおこぼれにあずかるためにそいつらと行動をともにしていました(ええ、自力じゃナンパなんて成功しません。正しい判断と行動でしょう)。
その日、頭のイカれたイケメンAが、いつもと違う何かを持参していることに気づいてはいたのですが、本人も別に何も言わないのでいつものように須磨へ向かいました。
いました。水着のかわいいギャルたちが。
ワクワクする卯月をよそにイケメンAは、彼女たちとは反対の方向に。
「海といえばこれやろ」
緑のマットと点棒にサイコロ……、そして麻雀牌。
昨日こいつが、明日は厳選された4人で須磨にいくから、って言ってた意味は、海での麻雀。卯月を含めた三人はAを罵倒したおすも、みな何食わぬ顔で席ぎめをして牌をジャラジャラかき混ぜ始める。「積み込み禁止な!」と誰もできもしないことを言いながら始まる麻雀大会。卯月は三麻が良かったのに(ちな、その当時関西では三人打ち麻雀が主流)。たぶん呆れた外部からの視線とかあったと思うのですけど、勝負に集中してしまっていて覚えていない。
もういまは麻雀なんてやってないのですけど、あれは本当に時間を忘れるモノですよね。
記憶では大きく勝ちもせず負けもせずだったと。ですけど、夏の海です。人間というものは対策を講じなければ(地球上の生物なのに不思議なのですが)恐ろしい事態に。紫外線という、細菌やウイルスのような悪者のDNAの遺伝コードを破壊し、増殖が正常にできなくすることで、死滅させる太陽さんの光線攻撃にさらされた男たち。半荘ごとに場替えはしているものも、当然偏りが生じる。夕日が沈むころには微妙で変な焼け方をした男が四人完成したのでした。
日焼け止めとか塗ってたのに(海の家でパラソルのレンタルがあったのにそれをケチった自分たちが悪い)、まあやけど状態で酷い目に遭いましたね。
浜辺で麻雀はその一度きりです(きっと他の連中も)。
若い頃のお馬鹿な行動ってあとから笑えるからよいですね。
間違いないのですけど、その翌年、阪神淡路大震災がありまして。
それ以来、卯月は海には行っていません。