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さっそく『らららいふ』の解説はじめちゃうよ!

本日投稿いたしました『らららいふ』。
早くもお読みいただいた皆様ありがとうございます。

投稿したその日にというのもなんですけど、同企画の『夕方五時のリズム』と同じく解説でもやってみようかと思います。正確には解説ではなく卯月の頭の中大公開ですかね。あのお題が卯月には難しく感じられましたので、続かれる方に一ミリでも参考になれば。

以下、『らららいふ』のネタバレ含みます。

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まずは、お題が「ララ・ライフ」。

お題を見て何らかのイメージが浮かべばそれをもとにストーリーを構成すればよいのですけど……。ライフはlifeだとして、ララ……、ララァ・スン。「ああ、アムロ、時が見える……」。いや、違いますね。キキとララのララってどっちだっけ? ラ・ラ・ランドって映画だっけか? さらに久保田利伸の声でメリーゴーラウンドがまわり始めたので、google先生に助けを。

分かんなければ調べる。潔さは大事。

でも、TBSのバラエティ番組が筆頭に登場。それと海外ドラマ? 続くはララクラッシュ。おいしいですララクラッシュ。ちがーう、そうじゃない!

さらに混迷を極めました。検索の限界なのか? いや、日本語サイトが駄目なら海外に活路をと昨日の近況ノートを思い出す。la la lifeと打ち込んでもさほど変わらず。いや、なんか音楽系が出てきた。

おかげでマイナーなアーティストや楽曲のストックが増えましたが、事態は進展せず。検索は手元に置いたスマホ(iphone)を使っている卯月は、ふと思い出す。タイトルじゃなくて歌詞にあったし、スマホ内のお気に入り曲から見つけましたよ。

Salem ileseの『Hey Siri』。これ好きだったんです。日本語のくだりもでてくるし。

卯月は気に入った曲で一本短編のかける子。ここからは早かったです。悶々と思考していたことと最近書いてた短編や、近況ノート、他の方の英語ネタの作品。これらが合わさってストーリーとして勝手に形勢されていく(勝手には言い過ぎ)。この楽曲の詩にも被せられるし。

2000文字制限なのでゴールのシーンのために文章が配置されていく感じで書き始めました。

冒頭会話スタート。これは巷で賛否分かれるやつですね。簡単に言うと読者にまったく情報がない状態で会話が始まっても意味分かんなくて宙に浮くというもの。卯月はWEBラノベ寄りの書き手なので気にせず選択。

「ほわっつ、ざ、みーにんぐおぶ、ら、らら、らいふ?」

これ小説のテーマにも繋がることから、最後のお兄ちゃんの「タイトルは、What's the meaning of life?」と対にするイメージまで最初から決めていました。

今朝書いたように「夕方五時のリズム」同様に兄妹モノにする予定だったのですんなり。しかし、設定をごくごく近い未来のガチSFで組んだため設定説明に費やす文字数が厳しい。

ここで今回の作品は登場人物はひとりだけで、ほぼ独り言で小説を完結させることに。本当は一人称視点が理想も、込み入った世界設定(卯月は設定好き)を効率よく行うために三人称視点を選択。読者さんの主人公への共感度合いが割り引かれるのがネックですけどね。

独り言の不自然さは、冒頭からのスマホに語りかけるシーンで緩和されるのではないかとも考えました。まわりにそんな独り言いうやついるか? ってのです。結構卯月のまわりにはいるのですけどね。いや、あれは卯月に聞かせるために言っていたのか? それならそれで迷惑な話なのですけど……。

「ほわっつ、ざ、みーにんぐおぶ、ら、らら、らいふ?」
「もう! 本当につかえないんだからっ!」
「日本語のサポートが終了しちゃって、どこもかしこも英語、英語、英語……。ああ、嫌になる!」
「このままじゃ、私の人生……」
「夜の仕事は、いやだなぁ……」
「お兄ちゃん、助けてよ……」
「もう、開けてもいいかな?」
「いいよね……」
「ん?」
「お兄ちゃん、私頑張るからね」

これで全会話(すべて独り言)終了!

スマホに話しかけ、ノートパソコンを通して亡き兄に語りかける。ギリ普通の女の子の独り言の範囲っしょ。ふつうの女の子の独り言の範囲なんて知らないのですけどね。ウチの妹は無口でしたし、あと卯月周辺はかつて女の子だった方たちが多く、とにかくよく喋る。参考になりません。

かなり過酷で厳しい未来の日本設定にしてしまい、書いた本人ですら主人公ちゃんが可哀想になったのですけど、最後の困難に向かって自ら立ち上がるシーンのためには必要でした(ですから卯月を責めないでくださいまし)。

お兄ちゃんが夜な夜な妹ちゃんのために作っていたモノは、現在のニコニコ動画さんの状況が頭にありましたからね。ボカロPさまたちに数々の感動をいただいた卯月のリスペクトのあらわれです。

まあ、いろんなことが頭に浮かべながら書いたので一発目は字数を遥かにオーバー。そこから文字を削り書き直すのに大きく時間をとられました。やっぱ二千字だとワンテーマ伝えられるかどうかギリギリのラインですね。連載の一話分とはここが大きく異なりますか。

ふと思ったのですけど、短編は小説を書く練習としてもよく使われます。ですが、長編とは頭の使い方というか意識の持続というか、上手くいえませんけど別物に感じます。連作短編は別として。基本、短編を積み上げても長編小説にはならないかなと。長編が書ける人はあっさり短編を書けるでしょうけど逆はおそらく難しい。

でも、短編を書き続けていけば文章力や構成力は伸ばせるのは間違い無さそうです。今回の卯月のように「実験」もしやすいですし。

まあ、何を言いたいかといえば、皆様もぜひぜひあのお題に挑戦しましょう、ということです。

ではこの辺で。

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