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ちっ、バレちまったぜ……

ええ、たしか参加しないって何回も言っていた卯月です。

ことのほか見つかってしまうのが早く……。ああ、投稿通知ですね。そりゃバレますわ。こっそり投稿したつもりが、そんな感じです。

近況ノートの「ほたる」を書いたのがいけなかった。あの激レア枕詞「蛍なす」をどうしても使ってみたくなってですね。

えっとこんな感じで、

蛍なす ほのかに浮かぶ きみのかお 伸ばすこの手は 虚空をつかむ

https://kakuyomu.jp/works/16818093078787309985/episodes/16818093078787368393

ちゃんと短歌っぽくなってますか?

人生初『短歌』です! いえーい!

俳句は小学校? だったか、書かされた記憶があります(芭蕉の奥の細道の結びの地がめっちゃ近いので)けど短歌はないのです。一生書くことはないと思ってたのですが、なにやらみなさんの近況ノートを覗いたら『カクヨム100選』なるものが新たに作られたらしいじゃないですか。

くわしくみてみるとこんなことが、
『さらに今回は、惜しくも受賞を逃した作品の中からカクヨム運営が名作と思う作品を100作品セレクトする、「短歌・俳句カクヨム100選」を大発表します!
カクヨム100選に選ばれると……
●ご自身の作品をポストカードにしてプレゼント!&特設サイトでもご紹介
●歌人・俳人ゲストの方やカクヨム運営から作品への一言コメントをお付けします』
と書いてあった。

100だったらワンチャンねえか? と、ちょっぴりやる気になってみました。

受賞とかそういうの自分無理なんで、ポストカード欲しいっス。

もうほかに作る気もないのでこの短歌頼みなんですけどね。お願い、運営様!

ちなみに前に書きましたけど「蛍なす」。この言葉は万葉集の長歌で登場します。亡くなった恋人を想う歌。

この月は 君来まさむと
大船の 思ひ頼みて

いつしかと 我が待ち居れば
黄葉の 過ぎてい行くと

玉桙の 使の言へば 
蛍なす ほのかに聞きて 

大地を ほのほと踏みて 
立ちて居て ゆくへも知らず 

朝霧の 思ひ迷ひて 
丈足らず 八尺の嘆き 

嘆けども 験をなみと 
いづくにか 君がまさむと 

天雲の 行きのまにまに 
射ゆ鹿の 行きも死なむと 

思へども 道の知らねば 
ひとり居て 君に恋ふるに 
音のみし泣かゆ

今月こそ愛しい君が来てくれると頼もしく思ってたのに人伝てに「無くなった」って聞いて地団駄踏んで立っても座っても、君が去った場所が分からず迷って、長い溜息ついて、どこかに君がいないかと探しに行きたいけど黄泉の国への道が分からなくて、独りで君を恋しく声をあげて泣いています。

noteの「まつしたゆうり」様の「万葉週話 no.1 【一首のみの蛍の歌】」の記事を引用https://note.com/yuuli/n/n1d5a8344d3ca

枕詞は基本意味を持たないと学校では習いますけど、折口信夫(柳田国男とも関係の深い学者様)による研究が面白いです。

それはいいとして、さすがに枕詞を使っている人は少なかろうと使ってみた、しだいです。短歌のよしあしなんて卯月には分かりませんから、雰囲気と語呂が短歌っぽくないっスかね。

というわけで、勇気を出して恥を晒してみたのでした。

では。


2件のコメント

  • 卯月さんは参加しないって信じてたのにっ……!
    酷い!裏切ったのね!?

    私も参加しようかなと思い始めました。
  • ふっ、男にはやらなきゃなんねえ時が……。ええ、ぜひぜひ。参加しちゃってくだせえ、アネゴ!
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