死海編を公開したお知らせです。私事で昨日が10日であることを忘れており、予定よりも一日遅れの公開です。
さて、今回の死海編では、宮家の「本家」と「分家」という単語が現れました。それぞれの宮家によって、その定義は若干の差がありますが、凡そ、本編で一夜が説明した通りの存在です。
そのため、これから出てくる他の大宮分家も、一夜と同じく、黒髪赤目が身体的特徴となります。
地位、発言力で言えば、本家が圧倒的ではあるはずですが、その宮家全体の情報や問題の把握状況で言えば、実働的な分家の方が優勢であることもあります。現実に、大宮家の本家、その長男である一夜は、その幼さによることもありますが、大宮家全体のことについて、あまり把握はしていないようです。
では、話したいことをつらつらと連ねますが、ここから先は少しのネタバレを含みます。
今回の死海編で、一夜の父親である元治が初登場しました。彼は行く餓えにおいて「大体の事件はこいつのせい」と言われる人間で、宮家関係者内における最強の呪術師となっております。作者の身内からは「行く餓えのニャルなんとかさん」と形容されており、愛され(嬲られ)ています。
また、彼の属する「樒家」もまた、大宮家と同じく、大きな鍵となっています。(おや、“樒”と呼ばれている男が既にもう一人いたような……)
そんなこんなで、様々な情報を詰め込んだ死海編、是非、何度か読み直すことをお勧めいたします。一話の密度が高い本作ではありますが、その分、後の話に関わる様々な考察情報が埋め込まれておりますので、是非是非。
それでは、次回の更新は1週間後くらいを予定しておりますので、その時まで。