おはようございます。成井露丸です。
昨日、「浮遊する僕らと要塞のファンタジア」が完結しました。
一ヶ月間、追いかけてくださった皆さんありがとうございます。
「まだ読んでないよ」という方は、是非、読んでいただけると嬉しいです。
浮遊する僕らと要塞のファンタジア/成井露丸
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887414439作品内容については、いろいろ自作語りしたいところはあるんですが、まだ、完結したててで、読んでおられない方も多いかと思いますので、抑えめにします。
# また、その内、書きます。
2018年のお正月に「瀬をはやみ」を書き出して、長編四作品目。
四作品目ではありますが、本作品には成井露丸のいろいろな「初めて」が詰まった作品になりました。
・初めてのカクヨムコン参加用の新作
・初めての異世界ファンタジー
・初めてのバトルシーン
・初めての複数ヒロイン
・初めての男性一人称長編
・初めての冒頭からかっちりとプロットを固めて、それに忠実な執筆
それぞれについて語ると、それだけで、長い近況ノートになってしまうので、やめておきますね〜。
一つだけ書くとすれば、「初めての異世界ファンタジー」でしょうか?
これまで、短編も長編も、ほとんどの作品を、現実世界でファンタジー要素無しでやってきました。(一部、似非異世界転移ネタ作品を除く)
でも、そもそも、僕が小説執筆、ライトノベルに焦がれた中高生時代、僕が好きだったのは「ロードス島戦記」とか「スレイヤーズ」とか、そういうハイファンタジー作品だったのですね。青春時代でした。
当時、ハイファンタジーを何度か書きだしては挫折していました。
「やっぱり、一度は、昔焦がれたハイファンタジーを書かないといけない」
そういう思いもあって書き始めた「浮遊する僕ら」でした。
書き出してみると、現実世界の物語を書くのに比べると難しさがたくさんありました。そして、なんだかムクムクと頭を擡げる、中学生や高校生時代のソウルとその頃のベタなセンス………(汗)。
かなり高速に執筆しましたが、過去四作品の中で、最も苦戦した作品かもしれませんね。
本作品には幾つかテーマや挑戦したことがありますが、その一つは
「異世界ファンタジーを現代ドラマっぽくやる」
ってことでしょうか? ファンタジーで冒険譚でありながら「現実」をヒタヒタと書く。
この点に関しては、沢本新さんや笛吹ヒサコさんのレビューで、見事にご指摘いただきました。(さすがのお二人!)
「王道ファンタジーの皮をかぶった意欲作」沢本新
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887414439/reviews/1177354054888294805「剣と魔法の世界に生きる「等身大の人々」の物語」笛吹ヒサコ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887414439/reviews/1177354054888261793あと、短編「アクリルの上で火花が散る」「青い桜と信号機」のような作品で描いていた男性一人称の世界の世界観を長編作品の世界に敷衍する。
そういうわけで、少しは成功できたんじゃないかな……、と思います。
とは言え、それが「読者増」とか大多数からの「評価」につながるかと言えば、ソレはちがうのだろうなぁ〜、と思ったりもしてます。(特にWEB小説としては)
このあたりは、プロット段階やテーマを考えていた時から思っていたことなんですけどね〜。
今後、『完結ブースト』的なものと今後の宣伝で、どれほどの人に読んでもらえるのかは分かりませんが、古いファンタジーの匂いでありながら、現代的なモノを染み込ませた本作を、少しでも多くの人に読んでいただけたら嬉しいです。
最後に、もはや、ハッキリと言っておきますが、本作品は、中高生時代に心の底から愛していた「ロードス島戦記」と「機動戦士ガンダム」へのレスペクトに溢れております。そことの類似性や追憶などは遠慮なく感じ取ってもらえたらと思います。
ただし、「天空の城ラピュタ」との見た目の類似性は偶然です。(コラ
まだまだ、語りたいことはありますが、このへんで〜。
☆成井露丸のカクヨムコン4参加作品
<長編>
浮遊する僕らと要塞のファンタジア (異世界F部門)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887414439私の教授がエロラノベ作家なので卒業しちゃってイイですか? (キャラ文芸部門)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885413330<短編>
君のパンツを食べたい (恋愛部門)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887470895