ねこK・T

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12作品

短編小説・掌編小説集

完結済の短編小説・掌編小説を集めました。
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作者のおすすめ順
#1

宵闇の彼／
ねこK・T

原稿用紙23枚。 競作小説企画【 Crown 】参加作品でした。お題は「群青」。
私が見つけたのは、宵闇の海辺を描く彼。
ねこK・T
忘れがたい出会い。
スエテナター
#2

彼女の右隣／
ねこK・T

原稿用紙7枚。 制限時間内に複数お題を使用して作品を仕上げる、「お題バトル」で作った作品でした。文中で使用したお題は「チケット」「ポップコーン」「レイトショー」「デート」。
そう、客は彼女一人。その日最後のフィルムはたった一人のために回される。
ねこK・T
「彼」を待っているうちに、映画は幕をおろして……。
このはりと
#3

沈んだ彼女について／
ねこK・T

原稿用紙22枚。 誕生日祝いとして差し上げた作品です。お題は「人以外のものが主人公のお話」。
水底から見上げた先には、ゆらめく光があり、広がる蒼があった。
ねこK・T
主人公が海底から波裏を仰ぎ続ける蒼の幻想です。
友未 哲俊
#4

涼州詞／
ねこK・T

原稿用紙5枚。漢詩「涼州詞」を元にした作品です。
夜は更ける。白い月が、砂漠を淡く照らしていた。
ねこK・T
葡萄美酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催 酔臥沙場君莫笑 古来征戦幾人回
杜松の実
#5

山桜ふりゆく／
ねこK・T

原稿用紙9枚。入道前太政大臣の和歌を元にした作品です。 また、制限時間内に複数お題を使用して作品を仕上げる、「お題バトル」で作った作品でもあります。文中で使用したお題は「瞬き」…
花びらは掌を通り過ぎ、時は有り余っている。ふるのは桜と、わたしと。
ねこK・T
小説でじんと来て、和歌を詠んでぐっと来る。
杜松の実
#6

憂鬱のリズム／
ねこK・T

原稿用紙3枚。 お題を元にした作品。お題は「渦潮」。
繰り返される音、電車は同じ場所をひたすら辿り、私は渦潮の狭間で揺れる。
ねこK・T
#7

片側のキャラメルは空を覗く／
ねこK・T

原稿用紙15枚。 オフラインでの合同企画本「ココハコ」参加作品。お題は「ここ」と「箱」。
ころりころ。止まない音はわたしへ存在を告げるのだ。
ねこK・T
まさに、キャラメルの溶けるよう。
幾兎 遥
#8

空に溶けた歯車／
ねこK・T

原稿用紙5枚。 お題を元にした作品。お題は「凡庸」。
回り続ける小さな小さな歯車。彼はそれを手に取って――そして。
ねこK・T
#9

天使の笑い声／
ねこK・T

原稿用紙10枚。 お題を元にした作品。お題は「白紙」。
掌の蒼は闇に染まり、狂気に彩られた彼女は楽しそうに笑い声を上げる。
ねこK・T
水分のなくなった目が映すのは握られた蒼　これはなんなの？
ヤスダとオレ　
#10

或る研究者の手記より／
ねこK・T

原稿用紙4枚。 お題を元にした作品。お題は「世界」。
『言うなれば、そこには「神」は居なかったのだ。』
ねこK・T
あ、これいい。
こざくら研究会
#11

二人の船乗りの話／
ねこK・T

原稿用紙4枚。 お題を元にした作品。お題は「答え」。
行くべき場所は自分で見つけるのだよ。老いた船乗りは言いました。
ねこK・T
船出とは人生そのもの
海
#12

赤い蝋燭と彼と／
ねこK・T

原稿用紙4枚。 「蝋燭」というお題を元にした作品。小川未明の「赤い蝋燭と人魚」を下敷きにしています。
赤い蝋燭の光が山に登ったときは、海が荒れ、船が沈む。
ねこK・T