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これも一つの僕らの選択 ~明治14年の政変~ ライナーノーツ

https://kakuyomu.jp/works/16816700428999977690/episodes/16816700429000041171

 この作品は、実は舞台を意識して書いてます。2幕もののようなものです。
大隈重信に伊藤博文が明治14年の政変と言われる事件の時に、辞職を求めたと言う出来事から始まります。対峙している二人の間には、もうひとりの男の存在が見え隠れしていると言う話にしました。
 1話が伊藤博文編
その男との話から伊藤博文が憲法制定の中心人物となる、始まりの話です。伊藤博文と盟友関係にあると誰もが思っていたはずなのに、何度も自分の側に立って欲しいと手紙を書いていたようだという発見があったらしいです。そこから、政敵であり、対立していたはずのその男と、大隈重信との関係に違和感を持つ形を取りました。
 2話目は大隈重信編
 その男とは歳が近く、気楽な付き合いができていた。ただ、政策的には対立していて、それが何度も表面化している状態にある。そんな大隈が思い出すのが、二人で行った秘密の大冒険。近づいた二人の関係。もしかしたら、大隈の出した案はその男に対するある意味ラヴレターかも知れない。そんなイメージで書いています。なので、ほんのりBL染みてすいません。

 いろいろな意味で実験的に書いたものです。

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