https://kakuyomu.jp/works/16817330650334197034/episodes/16817330652783234340ここで謎掛けの材料として短歌を使ってみました。
「日本歌語辞典」というものを入手したので、活用してみようと思ったのです。
①梅の花香はことごとに匂わねどうすく濃くこそ色は咲きけれ 後拾遺集 清原元輔
②めぐりあひみてみしやそれともわかぬまに雲隠れにし夜はの月かげ 新古今 紫式部
③かんなづききぎの木の葉はちりはてて庭にぞ風の音はきこゆる 新古今 覚忠
④夢にても見ゆらむものをなげきつつうち寝る宵の袖のけしきは 新古今 式子内親王
⑤春ごとにはなのさかりはありなめどあひ見むことは命なりけり 古今集 読み人知らず
⑥花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに 古今集 小野小町
⑦世の中にうしの車なかりせばおもひの家をいかに出でなし 拾遺集 読人知らず
⑧世のなかを倦しと思いて家出せしわれや何にかかえりて成らむ 万葉集 作者未詳
⑨立ち別れいなばの山の嶺に生ふるまつとしきかば今かへりこむ 古今集 在原行平
これらを使いました。「歌語」で調べることができるので、キーワードから探すのにちょうどよかったです。
短歌は今勉強中で、とりあえず買ったら良いものにこの辞典があげられていたので買ってみました。