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ジスキネジアって怖いね

こんにちは、こんばんは。十色と申します。
あまりに病気が辛く、もう二度と創作界隈には戻ってくるつもりはなかったのですが、やっぱり無理みたいですね。

考えてみれば、僕は大学時代からずっと創作に携わってきました。大学時代は自主制作映画の脚本担当、卒業してからは漫画編集者、繋でWEB制作の会社でデザインやカスタマイズ、そしてまた出版関係に戻り漫画編集と並行して書籍のライティングやイラストの編集、デスクとして下の子達の面倒をみたりしていて。だけど鬱があまりに酷い状態にまで悪化して致し方なく退社。

その後は色んな仕事に就いたのですが、全然長続きしなくて。そのときにふと編集時代の先輩が言っていた言葉を思い出して、その意味がよく分かりました。一度漫画等の編集に就いたら他の仕事は出来なくなる、と。まあその通りでしたね。楽しすぎるんですよ、編集って。

で、編集から離れてからは、僕はほぼほぼ廃人みたいな生活をしていて。仕事はお金を稼ぐための手段にすぎないから抜け殻みたいな精神状態で。もうめちゃくちゃつまらなくて。キッカケは忘れてしまったけど、どうしたらいいのか色々考えた末、ライトノベルを書いてみようとなんとなく思って。とりあえず書き始めてみたのですが、これが思いの外楽しくて。ライトノベルは結構自由な表現が可能で、漫画のような表現もできたりと。それで大体5年か4年くらいかな、とにかく書いて書いて書き続けてきました。ただ、悲しいことにいあまりにも才能がなくて……。

でも以前、漫画編集者時代の編集長に言われた言葉を思い出して。入社してばかりのときにはっきり言われたんですよね、「お前には才能が全くない」と。まあそうだよなと思いました。でもその言葉には続きがあって。「お前には才能はない。でもセンスは磨けば磨くほど鋭くなるし、光る。だから自分を信じてセンスを磨け」と。それからは目に入る全てのものを吸収していきました。一番役に立ったのは電車の中吊り広告ですね。創作物に限らないけど、どんなものにでも作りての意図やメッセージが隠れていて、それをカメラで撮って分析したり何なりして僕なりにセンスを磨いていきました。結果として半年で作家さんの担当をさせてもらえるようになって。当時の最短記録らしいですね、編集長なんかは10年かかったみたいですし。

そのときの編集長の言葉を思い出して、自分を信じてライトノベルを書き続けました。最初はただの漫画編集の代替だったのですが、段々こちらが僕の人生の中でのメインになってしまって。いや、いいことなんですけど。だからこそ、ジスキネジアを患ってしまい歩くこともタイピングすることもできなくなったときは悔しいし悲しかったですね。

だけど一本、一本でいいからもう一度だけ自分を信じて、そして自分のためにも書いて見ようと思い立って再登録に至った、という感じです。始動が一体いつになるかはまだ不透明で。だけど流行とかそういうものに流されず、本当に自分が書きたいと思えるものを書いてみようと思いました。もし書いて投稿して公開した際には、どうか読んでほしいです。近況報告というよりも僕のわがままを書き殴った感じになっちゃいましたね笑 長くなっても意味ないのでここで終わりにしたいと思います。

というか僕、いつの間にかタイピングできるようになってるじゃん。自分でもちょっとビックリ。もう少しリハビリに集中して、もっとスピード上げて書けるように頑張ってみます。どうなるかは全く見当もつかないけど。
それでは、失礼いたします。

4件のコメント

  • おかえりなさい 十色さん

    一報頂けたこととても嬉しく存じます。
    きっと十色さんが想像している以上に喜んでいるのですよ。

    十色さんの作品から頂いた感動は今も私を後押ししてくれています。
    あの読み専がエッセイだけとは言え物書きを続けて居るのです。私まだここに居ますよ。じゅうななさいしていますよ。

    まずは近況報告という作品 しっかり読ませて頂きました。等身大の十色さんが見えたようで近しく感じております。

    リハビリ頑張りすぎないようにしてください。作品の構想をしっかりしてゆっくりと書きましょうね。

    何度も言ってしまいますが・・・

    おかえりなさい 十色さん
  • おかえりなさい!

    どうか焦らないで。今はたくさん妄想して、創作の種を作っていきましょ。自分の体に無理をさせず、できる範囲のことを、少しずつ伸ばしていけばいいんです。

    十色さんの作品を、また読めることを楽しみにしています。
    また繋がれて、とてもとても嬉しいです。

    創作の同志より。
  • >音無雪さん

    なんだろう、音無さんがくださったコメントを読んでいると涙が出そうになってしまいます。等身大の僕ですか、確かにそうかも知れないです。これまでは頑張ろうと必死に文章を書いていたけれど、自分に正直になれていなかったのかもしれませんね。今の僕は病気のせいで完全に自然体というか、自然体にならざるを得ないというか。でもそれ、きっと良い方向に行くのかもしれないと思わせてもらえました。

    それに「お前何回アカウント消せば気が済むんじゃい!」みたいな感じで怒られても仕方ないですからね笑 とりあえず、小説というか物語を書くのはもう少し後にしようかなって思っています。その代わりリハビリを兼ねてエッセイというか闘病日記を投稿してみました。約二年半、僕が闘ってきた記録でも残しておこうと思いまして。もしかしたら同じ病気で苦しんでいる方々のお役に立つ情報もあるかもしれませんし。

    しかし二年半経ってしまったか……ということは音無さんはもうじゅうきゅうさ……あれ? 時が止まっている笑

    もっと色々お話したいけど、これからまたいっぱいお話できますからね。それでは最後に。


    ただいま、音無さん
  • >春日あざみさん
    ただいま、あざみさん! と言っていいのかな。結構恥ずかしいんです、何回アカウント消せば気が済むんじゃい的な。でもそんな僕に温かいお言葉をかけてくれて感謝しかないです。

    僕もあざみさんとまた繋がることができて本当に嬉しいです。すごくお世話になったし、何よりあざみさんの紡いだ作品には大きな勇気をもらったりしてましたから。まだまだ問題は山積してるけど、人に頼ってみたりしようと思います。すごく苦手なんです、誰かを頼るのって。でも色々な方々から、いい加誰かを頼れ!と怒られちゃいました笑

    だから落ち着いて物語という形で創作するにはまだまだ時間掛かっちゃいますけど。だけど不思議なことにタイピングができているんですよ。あれだけ長い間キーボードを打つことができなかったのに。家では全くできないんです。だけど今もキーボードで文章を書いているのですが、>春日あざみさん
    ただいま、あざみさん! と言っていいのかな。結構恥ずかしいんです、何回アカウント消せば気が済むんじゃい的な。でもそんな僕に温かいお言葉をかけてくれて感謝しかないです。

    僕もあざみさんとまた繋がることができて本当に嬉しいです。すごくお世話になったし、何よりあざみさんの紡いだ作品には大きな勇気をもらったりしてましたから。まだまだ問題は山積してるけど、人に頼ってみたりしようと思います。すごく苦手なんです、誰かを頼るのって。でも色々な方々から、いい加減人を頼れ!と怒られちゃいました笑

    だから落ち着いて物語という形で創作するにはまだまだ時間掛かっちゃいますけど。だけど不思議なことにタイピングができているんですよ。あれだけ長い間キーボードを打つことができなかったのに。家では全くできないんです。だけど今も喫茶店で文章書いているのですが、普通に打てちゃうんですよねキーボードが。テスト的に試してみたのですが、どうして外だと打てるんだろう……。謎が謎を呼ぶ。

    うん、もう焦りませんよ。大丈夫、安心してくださいね。引っ越しもしましたし。相場の二倍の賃料のマンションに住んでましたからね。さすがに家賃がキツいなと思って。なので安い所に引っ越したのでまだまだゆっくり安静にできるかなって。焦らずゆっくり、あざみさんの言う通り、今は種を作ってそれを撒ける日を待ちます。時間がかかってもいい、とにかく闘病やリハビリを頑張って、日常を取り戻すところから始めます。

    うん、もう焦りませんよ。大丈夫、安心してくださいね。引っ越しもしましたし。相場の二倍の賃料のマンションに住んでましたからね。さすがに家賃がキツいなと思って。なので安い所に引っ越したのでまだまだゆっくり安静にできるかなって。焦らずゆっくり、あざみさんの言う通り、今は種を作ってそれを撒ける日を待ちます。時間がかかってもいい、とにかく闘病やリハビリを頑張って、日常を取り戻すところから始めます。

    あざみさん、本当にありがとう。
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