雪降る館のフィギュア
現在更新中の「カーテンコール――雪の荒野に幕は降り」を以て、長らく続いた「ナナリィ編」ないし「白薔薇編」完結となります。
一連のカーテンコールはナナリィ――と、おそらくはウォルフも――の手を離れ、彼女にまつわる事件に関わったキャラクターの、そしてこの先の物語で新たに関わってゆく想定のキャラクター達のためのカーテンコールとなります。
「人形歌劇」という体でやってきたので、やっぱり最後は「カーテンコール」だろうな、と。そんな塩梅です。
今後の更新ですが、
10/23:147話
10/24:148話
10/25:149話
10/29:150話
10/30:151話
10/31:152話
――以上。
147~149話は、シルヴィアとセリアのための。
150~152話は、この一連の物語を外から見ていた存在と、《魔女》のためのカーテンコールです。
この辺は完全にひとかたまりの話なので、一気に投げてしまうことにしました。
そのぶん、一話あたまは短くなります。基本的には。
で、11/1投稿予定の登場人物紹介をもって、幕引きです。
ここまで長いお話におつきあいをいただき、本当にありがとうございました。本当に本当にありがとうございました。あと、何かとバタバタしっぱなしですみません。
…11ヶ月かかってたんですね。ナナリィの話で。
連載開始からだとさらに長くなるという…。
その後は書き溜め期間を挟んで、11/15あたりから最終編を始められたらいいなーと考えています。
正味、本作もそうなのですが、「くすんだ銀の英雄譚」の方も書き溜めを作りたいなぁというのがあって…はい。あっちも本格的に「冒険」が再始動するくらいのところなので。
フィギュア最終編、ないし「赤薔薇編」は、ウォルフの物語です。
ウォルフにまつわる人々の物語であり、ウォルフとフレドリカの物語であり、おおむねそんな感じで話が進行してゆく予定です。ウォルフの「逃避行」の終わりです。
バッドエンドにするつもりは毛頭ありませんが、ハッピーエンドよりはトゥルーエンドの物語になると思います。この期に及んでまだ残っている伏せ札とか、ぜんぶ使い切ります。というより、使い切らなければいけません。
切るはずだったのに切れなかった札とかあるしなー…具体的にはフレドリカまわりで。当初の想定から外れて、ナナリィとの最後の対峙が完全に「ウォルフの対決」になっちゃったからなんですけれど。
でも、あそこでフレドリカが間に入ったら、ナナリィは本当に何も救いがないなと…ウォルフは絶対に、フレドリカに割って入らせはしないだろうな、と。
そんな風に思ってしまったので。
それが、現状の物語です。
ともあれ、身の回りのバタバタが少し落ち着いたような別にそうでもないような塩梅ですが。引き続き何とか書いてます。
がんばります。