前回のハルア周辺の諸々に引き続き、今回も本編の補足です(挨拶
こうした内容は本来、本編でやらないといけない――というか、一応やろうと試みた痕跡はうかがえるのではないかと思うのですが、十分と言えるかとなると多分に微妙なため、近況ノートで補足しておこうかな…と言う次第です。
さて。
93話ラストでトリンデン卿を救援する援軍として現れた二人の冒険者。
ハルアに続き、またしても急に出てきた感があるこの冒険者達。
初出は↓52話「お祝いの壇上へ。《来訪者》たちの登壇です・②」となります。
https://kakuyomu.jp/works/16817139558574088770/episodes/16817330649873258594初出が去年の12月なので、まあ…覚えていられるものではないよなあという気はしています。
《諸王立冒険者連盟機構》コートフェル支部でクゥを囲んで撫でたりなんかしてかわいがってた冒険者達です
で、93話でもなんとか言及を試みていますが。
クゥがドラゴンであろうと看破したり、ランディ相手にニコニコしながらドラゴン種の解説語ってたりしたのがヴィム・マクアイネンことヴィムです。
で、最後に吶喊して来た竜騎士のほう。
同じく52話で上述のヴィムと一緒になってクゥをかわいがってた二人組の女冒険者の片割れです。
93話で出てきたブルーネと、あともうひとり、フライアという冒険者が一緒に出てきていました。
ふたつほどエピソードが進んだ54話、具体的にはメルリィがはじめてトリンデン卿を襲撃したあたりで、
「冒険者連盟にひとりでカチコミかけるなんて、いい度胸してるよね! 誰だか知らないけど、こてんぱんにのしてやるから!!」
って、啖呵切ってたほうがブルーネです。
シナリオ上、冒険者達が93話のとこでで援軍に来るのは決めてあったのですが、ハルアの件に続いて、ここももう少し前フリというか、しておくべきだったかなぁというところでした。
ついでなのでもうひとつ。クゥこと「ファフニール」について。
ファフニールの当て字ですが、トリンデン卿が言及した際の「宝物を護る竜(ファフニール)」と、ハルアが言及した際の「杯を抱え羽搏く竜(ファフニール)」、あと、「選定の竜(ファフニール)」なんてあててあるところもあってなんかごちゃごちゃしてますが
こちら、誤記だとか以前にルビ振ったのを忘れてやらかしたとかでは一応なく、ファフニールへ言及している対象によって――その対象の知る範疇におけるファフニールがどういった存在か、で分けています。
ファフニールという種がどういったものか、という点については基本的に91話でハルアの語った内容がほぼすべてです。
その種族的な行動をトリンデン卿――正確には、作中の「人類」の側から見たときいかなる種として観測されてきたか、が「宝物を護る竜」という呼び名です。
こうした、意味があるんだかないんだか定かでないギミックが好きなのです。悪癖とは思いますが、どうにも。
お話が続けば、いずれまた本編のどこかしらで言及する機会があるとは思いますが、いい機会なので言い訳程度に言及させていただいた次第でした。
――と、言う訳で。
本日はこれにて。