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読まれたいから、読む

読まれたいから、読む。

この考え、とてもよくないものだとはわかっています。
わかってはいますが、必要だとも思います。

カクヨムのようなコミュニティ内では、
ある程度、返報性の原理というものが働きます。
読めば読むだけ、読み返してくれるものです。
意見を述べれば三人に一人ないし二人くらいは、
自分の作品に対して意見を述べてくれます。


いや、良い作品書けばええやん。

となるのですが、
良い作品を書くためには、
読んでもらって、
意見をもらうことが絶対に(?)必要なのです。

そういう意味で、
信頼できる読者が自分にはいない。
そして、多くのカクヨム作家にとって、
きっと、そういう人はなかなか得られない。

忌憚なく意見を交わせる人が多ければ多いほど、
作品を洗練させる可能性を多く持つはずです。


まあ、そんな単純ではありませんが。
ひとりで部屋に籠もって書き、
素晴らしい作品を世に出した作家はごまんといるわけで。
(ほんとにそうだろうか?)

だから、私は読みます。
たくさん読みますよ。
私の作品を読んでもらって、
意見をもらうために。
(ちょっとずるいですけどね)

2件のコメント

  • はじめまして、こんにちは。

     突然、失礼いたします。
     近況ノートのタイトルに誘われてまいりました。

    「この考え、とてもよくないものだとはわかっています。」とのことですが、このサイトでは多くのユーザーさまたちが、この考えだと思います。
     あ、でも、まだご自身が「読む」のならいいほうではないでしょうか?
     ご自身は、ほかのユーザーさまの物語を読みもせず、自分のだけは読んで欲しいとかお考えのユーザーさまは、この数の比ではないような気がいたします。

     わたしは、元々、読みたくてこのサイトに辿りつきましたけど、勝手に読ませていただいて、ちょっとだけ「足跡」残したりすると、意外なほどにそれを辿ってくださるユーザーさまが多いのも事実ですよね。

     だから、わたしも、これからもいろいろ読ませていただこうかな……と。「『』」のお話はおもしろそうです。
     とはいえ、わたしのを読みに来てね……ということではありませんので、お気になさらず。
     勝手に、近況ノートに食いついただけなので。ということで、失礼いたしました。
  • こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    なるほど……そういうものなのですね。
    私としては、
    「読んでもらったから読んであげるよ」
    ではなく、
    「ちょっと読んだら面白そうだから読みたい」
    というものを書ける力を身につけなければ、
    とだけ、常々考えて書いていました。

    確かにおっしゃる通り、
    ほとんどのユーザーの方が
    読んでもらいたいからここで書いているわけで、
    純粋に自分の満足いく作品を書くだけであれば、
    誰かに見せる必要などないですもんね。

    それでもどこかで私は、
    後ろめたさを感じてしまうのです。
    作品に対して、書くことに対しての誠実さが
    欠けているのではないかと考えてしまうのです。
    (リルケが好きなので、高潔な精神に対する憧憬を抱きがち)

    自分では気づくことのなさそうな点でした。
    こうして啓けていくのは心地よいです。
    ありがとうございました。
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