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助動詞「き」と「けり」について

今回、短歌・俳句を作るにあたって、「き」「けり」の知識は必須であり、ちょっと疑問に思うこともあったので、ここにて記します。

さて、「き」や「けり」という古語を使う時、アナタはどう使い分けをしますか?

この素朴な疑問、もちろん、高校の時に習う古文の文法的知識に鑑みれば、基本的な常識でしょう・・。

しかし、その高校生の時に習った文法的知識、果たして本当なのか?
多くの文に触れると、いや、カンの良い方なら、意外と直ぐに例外が多いのに気がつかれると思うのですよ!

そもそもな問題①

『この「き」「けり」、同じ過去の助動詞なのだが、「き」は体験過去、「けり」は伝聞過去。どちらも連用形につく。』
というのが、文法の法則。
しかし、これ、いわゆる王朝文学、つまり、女性が書いたとされる源氏物語、枕草子、和泉式部日記などなどに限られる法則。
従って、徒然草など鎌倉時代以降や同じ平安時代等の男性が書く漢字混じりの文章には当てはまらない。
徒然草、王朝文学に似せてあるので、例外は少ないけど、「き」「けり」の区別がついてない文が散見されるのだ。

そして、この法則を発見した人は、なんと、英語学者なのだ。英語は日本語よりも過去現在未来がハッキリと区別される言語。日本語はその点が曖昧な言語。
なので、「き」「けり」というのは、もともとそんなにハッキリと区別されていなかった。
なのに、この英語学者の意見が高校生に常識とされる法則として堂々と教えられている。

ここで、私は一つの仮説を持つ。
王朝文学は女性の手によって為された作品群。
そこで得られた法則って、女性の言葉の法則じゃないのではと。
つまり、女性言葉であり、男性たちはこのように区別することは無かった。
どうでしょう、これ?
昔も今も、女性言葉ってのはあるのよ。
なので、これ、女性言葉じゃないのってねw

どうでしょうか、私の新説!w

そんな事を考えながら、短歌・俳句、考えてましたw

あっ、そもそもな問題②ってのがあるんだけど、長くなるので、またの機会に書きますw

でわ、また!

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