いま、MLBで話題となっているMVP論争について、バイアスのかからないわたくし、こと、風鈴がその真っ当な見解をここに述べてみたい!
なぜなら、やっと、とある仕事上での今年のヤマがクリアされ、その後の忙しさに疲れてしまってからの、休日での大谷君の活躍(昨日の13勝目)に心が癒されたにもかかわらず、SNS上で発信されているMVP議論に、モヤモヤを抱えてしまうからだ。
そして、そんな大谷ファンに代わり、わたくしが見解を述べ、スッキリとしたいからだ!!
MVPは、大谷君対ジャッジの争い!
このジャッジという傑物は、ヤンキースの主砲で、尚且つ、過去の薬物汚染の無いワンシーズンの最多ホームラン数61本を抜く勢いで、いま、59本なのだ。
そして、ずっとジャッジがMVPレースを独走状態である。
そんな彼は、今や、本塁打数、打点では圧倒的一位。打率もトップと一厘差らしい。つまりは三冠王目前なのだ。
さらに、MVPの決め手とされるWAR( セイバーメトリクス による打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標である、という定義だが・・平たく言うと自分がいたから勝てた試合数)が一番であることが大きな根拠となっている。
ジャッジMVP論をまとめると、①ホームランで歴史的記録を作る予定②WARが最高③2冠は確実、3冠とれるかも④ヤンキースの本塁打の歴史を塗り替えた主砲、ということになる。
一方、大谷君は?
①エンジェルスの歴史を何回塗り替えたかわかんない程、今季、記録を作ったエンジェルスのエース。多くて忘れましたw
②ジャッジに次ぐWAR。最新では、0.3か4かの差?
③103年ぶりに二けた勝利二けた本塁打を達成し、ベーブルースの13勝11本塁打を抜き、更に、勝ち星をあげようとしてます。本塁打数はもちろん34本で抜いてます。
④奪三振率(一試合で奪う三振数)が12.00以上をとれるかどうか?今、11.9を越えてます。当然全メジャーでトップ。12以上は、たしか過去3人くらいしか居ない。
⑤歴史上初めての規定打数プラス規定投球回数同時達成が目前。
⑥奪三振数もトップをとれるかもしれない。
つまり、歴史上云々の理由では、明らかに大谷君が上。
ジャッジの④は既に問題外。
打撃3冠王については、過去100年で17回達成されている。最新の達成者は2012年のミゲル・カブレラ。
つまり珍しいけど、100年ぶりとか歴史上初めてとかでは全然ない。
つまり、まあ、歴史上初めてらしきは(61本以上は3人居るのだが薬物疑惑で記録として認めていない)、本塁打のみ。
ジャッジの②については、まずは打者に有利なバイアスがあることが指摘されている指標であること。
次に、この前のマリナーズの試合のように、明らかに大谷が打って投げてほぼほぼ一人で勝ったような試合について、数値が1も上がっていないように、誰が見ても1上がるハズなのに反映されないっていう、そもそも二刀流を考慮していない指標だ。
それを一番の根拠にしていること自体が非常に疑問。
以上、論理的に考えた結論を述べました。
そして、ジャッジを推す人たちは、東海岸の人たち。
30チーム中、18チームが東側のチームらしく、エンジェルスタジアムの試合は見れないし、わざわざ見ない時間帯。
だから、大谷君の試合をあまり見ないのだ。
多くはヤンキースの試合を見て、ベースボールを論じてるのだ。
だから、感情的な議論が多く、こっちはバカらしくなるのだ。
今年は、別にジャッジでも良いよ、彼等のメンツを立てるってことで、あっちに行ってやらしてもらってるから、そのくらい我慢しましょう。
でも、歴史にたくさん名を刻むのは、大谷君だけどね。
ヤンキースファンが大好きなベーブルースの記録を抜き、更にとんでもない誰も達成した事のない記録を作っても、この年、大谷君はMVPを取れなかったし、何も賞を取れなかったんだって。
そういう歴史を作っちゃうんだから、彼等は。
まあ、未だにあるのよ、人種差別は、あの国には。
そして、自国がナンバーワンにならなければダメっていう意識が。
絶対日本人では打者はダメと言うことを言われ続けたイチローから、そんなに変わってないのよ、彼等の本音は。
昨シーズン、ホームラン争いをした中で、頑張ってるのは大谷君とゲレーロJr.。大谷君の方が少し上を行ってるけどね。
それだけ難しいのよ、2年連続の本塁打王争いができるのは。
ここ10年でも、連続で争うことが出来た選手はとても少ない。
ジャッジとは本数が離されてるけど、一応今4位くらいかな、この前まで2位だったからね。
投手をしていて、尚、打撃もこれだから、それだけでもスゴイ事なのにね。
以上、MLB、大好きだから、そして日本人の活躍、特に大谷君の活躍をずっと応援してるわたくしの気持ちの発散を致しましたw(#^.^#)