人生初めての歴史小説短編『日輪を掲げる夢』を公開しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093091205994497全四話構成で、現時点、二話までの公開です。
新春を意識した小説でもありますので、できれば四話目を泰山の日の出時間に合わせたいですが、断念するかもしれません…。
調べながら書くため、すごく時間がかかっています。歴史小説の大変さを知りました。そして、これから字数問題との戦いも待っています。
この作品では、歴史小説の体ではありますが、泰山信仰を少し絡めた若干のファンタジー要素も盛り込んでいます。死の淵にある主人公が自身の生涯をたどり、自身の名前がなんであったか、思い出すまでの物語です。
タグでネタバレしてますが、主人公は曹魏の程□です。この方は史実に名前が出てくるのが40歳を過ぎているのに、まず驚きました。そこから細く長く活躍するのですが、世間一般の印象は地味だと思います。しかし、コーエーのゲームの武将列伝の内容がずっと心に残っていたため、彼を主役にしたいと思っていました。
第一話は、泰山の守護者である神仙との会話がメイン。その後、生涯をたどり始めるのですが、少年だった程□はいきなり40歳になります。
第二話は、ほぼオリジナルエピソードです。なぜ曹操に仕えることになったか史実の記載ではよく分からないので、理由を考えた結果、何か運命的な出来事がそれ以前にあったのではないかと思いました。その後の話の都合もあることから、ここは本来いなかったであろう荀彧に出張ってもらい、その理由付けをしてみました。
第三話からはまだ書けていませんが、官渡の戦いで十面埋伏の計など程□の活躍をかっこよく描き、第四話は大事な人物との別れと自身の旅立ちで物語を締めくくるイメージです。