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浅草寺、インバウンド率高っ!!

7月10日、取材のため地下鉄に乗って浅草・浅草寺へ。ご存知の通り、9日、10日は毎年恒例のほおずき市。特に10日は「四万六千日」ということで、四万六千回お参りしたのと同じ意味があるとされる年1回の行事です。いつも賑わう本堂へ向かう仲見世通りは一段と混雑していました。インバウンドは増加の一途ですが、英語や中国語だけでなく意味不明の外国語が飛び交う中に身を置くと、自分の立ち位置を錯覚しそうです。ランドマークの雷門の数メートル手前では、トムもキャサリンも太郎も花子も入れ替わり立ち代わり両腕を高々と挙げて、何やらご満悦の様子。そうです、遠近感を利用して巨大な提灯を持ち上げる格好の初心者クラスのトリック写真がインスタ映えするのでしょう。中には片腕であの“提灯”を支えて自撮りを試みる強者も。たくさんの笑顔に囲まれながら、小説の主人公の広海たちならどんな反応をするだろうと考える夕刻でした。

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