増黒　豊

少年誌のような(対象年齢若干高め…？)健康なエッチさが爽快。 独創的な設定と転がるようにスムーズなシーン展開にそれが絶妙なスパイスになり、ハラハラしながら病みつき決定。 登場人物が…続きを読む

不思議体験ではなく、もはやその事象があったと断定的な前提をもとに話が展開するので、疑う余地なくストーリーを追いかけられます。 風呂場のタイルのようにみっちりと敷き詰められた濃厚な描…続きを読む

「女性パイロットと～」とまた異なる味わいのリズミカルな文体。
今後どのような転がり方をするのか期待の膨らむ滑り出しですね。

多く含まれる現代的な語彙と、いにしえの講談話を聞くような不思議なリズム感の共存と対比が面白い。
スリリングさよりも、むしろ染み込んでくるような主題と展開が目新しい。

かつてこれほどまでに緻密に組み上げられたショートショートがあっただろうか。
どの物語も具体性を帯び圧倒的な描写力でオチに向かってゆく。
リアリズムとその崩壊の対比が秀逸。

笑うのがなんとなくシャクなギャグの数々。 でも、これやばい、おもしろい…と認めざるを得ない。 90年代の某勇者と魔法使いの王道冒険ギャグ活劇の流れを踏襲しながら、こみ上げてくる笑い…続きを読む

出た！J稲川もTモリも白目を剥いて失神確定の恐怖のストーリーテラー。
濡れティッシュを首筋にひたひたと当てるような、しめやかなホラー感が絶妙。

信長生存説はよく囁かれるが、ここまでリアルで面白い着眼点をもって描かれることはまず例がない。
哀愁と優しさを感じさせる画期的な信長像にどんどんお話の続きが欲しくなる。
面白い。

無垢なアシナと国家の思惑が絡み、旋回する様に緊張を禁じ得ません。
情景の浮かぶ細かな描写も素敵。