ものすごくお久しぶりです。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍の只中、社会の目まぐるしい変化に若干のめまいを覚えています。新型コロナウイルスの対策について検討を行う政府の専門家会議は5月4日、新たな提言を発出しましたが、その中で「新しい生活様式」について具体例を示しています(
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000627553.pdf)。
もちろん新型コロナウイルス感染症は、ある種の「マナー」で感染拡大が防げるものなかもしれません。しかし、こうしたマナーが社会全体のルールに変わるとき、生活の中から自由や文化のようなものがそぎ落とされていくように感じてしまいます。感染拡大の抑止という「絶対善」の名のもとに消えていく僕たちの文化。社会的ルールを逸脱しない限りにおいて保証される自由が、今少しずつ狭められようとしている。そんな気がしてなりません。
そんな中ではありますが、新しく小説を書き始めました(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896549473)。ささやかではあるけれども豊かな生活の中にある幸福、それは本当に現実味を帯びているのだろうか。幸福と幸福感(euphoria)の差異を小説の中に描きこめたら良いなと思っています。
不定期更新となりますが、どうかお付き合いただけましたら幸いです。