皆様こんにちは。
今日はこれまで読んだ中で印象深かった作品について書いてみたいと思います。
『師匠シリーズ』
平成ネットホラー小説の金字塔とも言われている作品です。
有名なのでご存じの方も多いと思います。
オムニバス形式の連作短編で一部は書籍化、コミック化されており、YouTubeでも多くの語り部に朗読されています。
私も最初はYouTubeの怪談朗読で知りました。
最近は「丘陵研究会へようこそ」で最新作をオンライン朗読劇として上演しているようです。
現在ネットで公開されているだけで100作を超えており、その中でも私が好きなのが
「未」
「馬霊刀」
の2作品です。
どちらも心霊現象と同時に人の心の闇についても触れているホラーです。
主人公(加奈子と僕)のキャラがはっきりしているところも良いですね。
おそらく色々な資料を調べた上で執筆されたと思われ、描写の細かいところも良いです。
なかには冗長だ、とおっしゃる方もいるかも知れませんが、私はそういうのも含めて好きです。
あと、この2作品は何故か凄く郷愁を感じますね。過ぎ去った青春の一コマみたいな。そういった点も上手いなと思います。
このシリーズ、まだ完結はしていませんが、うーん、完結するのかな。できれば完結して欲しいけど。
いずれにしても私をネット小説の世界へといざなってくれた印象深いシリーズです。
印象深い作品はまだありますので、他は別の機会にしたいと思います。