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あらためて読み返すと


 今日はカクヨムに公開したものをあたらめて読み返してみました。普段はPCからはサイトを見ることはほとんどないため、とくに近況ノートなどの改行とか、あとちょっと気になる点も多々見つけました。それでもやっぱり、カクヨムの小説の読みやすさには驚きました。最近は紙の本でも、あれ、なんかこれ読みずらいし、文字の位置がちょっと推敲しきれてないなあ…と思われるものも増えました。昔のものが全部いいとは言えませんが、それでもやはり文字の読みやすさなどは工夫していたと思います。人の目が入ってきちんと整理できていた感じでしょうか。せめても自分のかいたものだけでも、いつもきれいに読めるようにしていきたいものです。(誤字、脱字も含めて)
 さて、(と言いつつ話題を考える)世間はコロナウィルスのニュースで騒がしく、皆さんもここ二三か月は非常に忙しくさせられたことと思います。良い面を特別に取り上げると、政権に対する抗議や監視が強まったことは、これからの社会にとってよい練習になると思います。自分が当事者になって、行政に飛び込んでみると、驚くほどの世界の違いに、一体自分の暮らしというものがどんなに薄皮の一枚ほどの安全さだったことを思い知ります。そういうことを多くの人が知るのは、非常に遺憾な思いをするかもしれませんが、しばらく経つと、冷静さと落ち着きが得られるのではないかと思います。それが若ければ若いほど、世界を変える為の行動に移すチャンスがあると思います。大げさかもしれませんが、学生の皆さんにはぜひ奮闘して、あなた方こそが世界をつくるのだということを、認識するチャンスに、今回の危機の捉え直してみてください。
 私自身は、震災以後大学生として暮らし学び、また現在はひとりで暮らしながら、生活費を稼ぎ、小説とマンガをもくもくと描く日々ですが、そしてコロナウィルスが日本での蔓延にあった後でも、それは変わらずに続けています。毎日やることはあって、その自分にはやることがある、ということがこんなにもほっとするものなのか、とあらためて思い直しています。まったく変わらずに思うのは、自分を助けることができるのは、自分だけだ、ということです。
 世間では家族や友人や恋人の絆が取りざたされがちですが、たとえ一日の間、すれ違っただけのひとや、近所のお店の人、今は会うことはない懐かしひとたち、そういう人たちこそが、わたしたちにとって本当に大切な思い出になると思います。別に、家族ともめてても、恋人や友人とうまくいかなくても、あなたの人生にとって重要なことは、あなた自身であることで、周りのひとはほんのひととき一緒にいるひとだと思います。それぞれが自分の中に自分だけの場所を持つことが、いろいろな苦痛を耐え抜き他人や弱い人たちに当たらずに済む、最も正しい近道だと思います。すこしでも静かに、落ち着いた時間のなかで皆さんが生活できることを願っています。


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